良寛がVチューバーに!? 江戸時代後期の禅僧・良寛(1758~1831年)を若者に広く知ってもらおうと、新潟県長岡市が良寛をモデルにした仮想のキャラクターを作成して動画を配信している。その名も「感謝系Vチューバー 良寛さん」。市は、良寛の逸話や市の名物などを配信することで、若者に魅力が伝わればと期待している。Vチューバーとして作成され、自身の逸話や新潟県長岡市の魅力を語る「良寛さん」Vチューバーとして作成され、自身の逸話や新潟県長岡市の魅力を語る「良寛さん」 市が2022年度、若者目線での地域の魅力の発信策を学生らに尋ねたところ、良寛をVチューバーとするアイデアが寄せられた。架空のキャラクター姿でユーチューブなどの動画配信サイトで活動する「Vチューバー」は近年、若い世代に人気が高い。良寛を知らない若者が増えたことから、若者への知名度の向上を狙い、市が企画した。

 良寛の人柄を知ってもらいたいと、市は制作会社とともに、良寛の優しさや素朴さが表れる逸話を選出。脚本などは良寛研究者に監修してもらって12本の動画を作成し、4月からユーチューブの市公式チャンネル(
https://www.youtube.com/@nagaokacity/shorts
)で配信を始めた。
 「良寛さん」は、同市和島地域の草庵に滞在していた70歳代の良寛をイメージ。配信中の動画では、「新潟生まれのしがない坊主です」と自己紹介し、現代の動画配信サイト「ユーチューブ」で活動するという設定にした。 良寛さんは毎回1分以内のショート動画で、「やらかしたこと」「長岡市のおすすめスポット」などをテーマに語る。「床下から生えてきたタケノコのために天井に穴を開けた」「食事に使うすり鉢で足を洗ったら客に閉口された」などのくすりと笑えるエピソードを紹介しているほか、市のグルメ紹介では、「酒のお供と言えば枝豆」と、酒好きとして知られる良寛らしいコメントが語られる。 動画は7月5日まで、毎週金曜午後9時頃に追加する予定。市地域振興戦略部の関和仁・地域プロジェクト担当課長は「まず良寛に興味を持ってもらい、そこから良寛に詳しくなったり、長岡にも関心を持ったりしてもらえるとうれしい」と話している。