山口県下関市の市立彦島公民館で30日に始まった「下関北九州道路」(下北道路)の説明会で、主催者の県は、素案の都市計画ルートに接続する下関市・彦島の県道を4車線化することを明らかにした。下北道路は、災害時に関門橋などの代替路になる役割や産業・物流の活性化に貢献することが期待される一方、地権者らは整備に伴う騒音や立ち退きの有無に関心を寄せた。(平木和頼)
下関市で初めて開催された下関北九州道路の説明会 初日の説明会は2回行われ、1回目には地権者ら約110人が出席した。下北道路は延長約8キロの4車線で、下関市・彦島の旧彦島有料道路が起点。下関側には迫町インターチェンジ(IC)と南風泊港IC(いずれも仮称)を整備し、同ICに接続する県道南風泊港線を2車線から4車線に拡幅する計画案が示された。
質疑応答では、複数の地権者が「(関門海峡に整備される)つり橋を車が行き交う騒音が心配」「自分の土地が立ち退き対象になるのか知りたい」などと質問。国や県の職員が「環境影響評価を進めており、結果が出たら騒音も含めて地元に説明する」「今は素案の段階で立ち退きの有無は未定」などと答えた。 終了後、ルートの隣接地に自宅を構える住民(68)(下関市彦島福浦町)は「自宅は古く改修も考えているだけに、立ち退き対象になるのかどうかが一番気になる」と話した。県都市計画課の菊田武志課長は「今後も丁寧な説明を行いながら都市計画決定に向けた手続きを進め、地元の合意形成に努めたい」と述べた。 下関市での説明会は31日に市立勝山公民館で、6月2日に彦島公民館で各2回が予定されている。
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