長野県松本市の松本城管理課が運用する写真共有アプリ「インスタグラム」の公式アカウントが注目を集めている。城の写真から四季の変化を伝え、観光客の増加につなげている。フォロワー数は16日時点で2万7100人を超え、国内の城では最多とされる熊本城の約2万7600人に迫る勢いだ。(鈴木直人)
内堀の水面に映る「逆さ天守」が印象的な1枚に多くの「いいね」がついた(昨年6月、松本城の公式インスタグラムから)
松本城の公式アカウントは2021年5月22日からの試験投稿を経て同6月11日に本格的な運用が始まり、まもなく3年となる。職員がスマートフォンとデジタルカメラでさまざまな角度から捉え、
水面(みなも)
に映る城をはじめ、鮮やかなサクラやツツジ、紅葉、北アルプスの山々と共演した城の写真が好評だ。

当初は投稿への「いいね」の数が2桁にとどまることもあったが、今では5000を超えることも多い。2年前に投稿され、雪をまとった松本城の写真に対しては、「いいね」の数が7万を超えた。松本マラソンや堀の
浚渫(しゅんせつ)
工事、氷彫フェスティバルなど、イベントや事業に関する内容も積極的に発信している。
活動に携わる同課の小林みかさん(25)は「これまでに見たことがない画角で飽きさせないことを心掛けてきた。SNSであれば若い人にも知ってもらえる。投稿を機に『行ってみよう』と思ってくれることがうれしい」と話す。 一方、熊本城はインスタグラムの公式アカウントの運用を15年頃に開始し、城の写真やイベントについての投稿を続けている。熊本城総合事務所の担当者は「これからも松本城と共に、インスタグラムなどのSNSを通じて日本の城を盛り上げていきたい」と語る。 松本城のインスタグラムの人気は、外国人観光客の誘客に効果が表れている。今年の大型連休(10日間)に松本城を訪れた外国人客数は、昨年同期(9日間)比1647人増の4107人。1日当たりでは、同138人増の411人となり過去最多だった。投稿に松本城やサクラなどを意味する英語、中国語、タイ語、ドイツ語など、外国語のハッシュタグを付ける試みも奏功した。 松本城管理課の担当者は「SNSで『天下一』を目指してきたことで、海外への魅力の発信にもつながった」とみている。◇
松本城インスタグラムのQRコードはこちらから。
![[社会] インスタフォロワー数で天下狙う「松本城」、最多の熊本城に迫る…映え写真で外国人観光客増加 [社会] インスタフォロワー数で天下狙う「松本城」、最多の熊本城に迫る…映え写真で外国人観光客増加](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2024/05/1716035597_20240516-OYT1I50198-1-1024x576.jpg)