札幌市内で5月上旬、有毒成分を含む植物で、見た目がギョウジャニンニクと似た「イヌサフラン」を食べた2人が死亡していたことが17日、分かった。市保健所が注意を呼びかけている。イヌサフラン(北海道立衛生研究所提供)イヌサフラン(北海道立衛生研究所提供) 市関係者によると、2人は同居する家族で、自宅の庭で採ったイヌサフランを食べたという。市保健所の調査で、食中毒によって死亡したと断定した。

 イヌサフランは、けいれんや
嘔吐(おうと)
を起こす有毒成分コルヒチンが含まれる。葉がギョウジャニンニク、球根がミョウガやジャガイモと似ており、道内では2015年以降、19人が食中毒になり、うち9人が死亡している。一方、秋にクロッカスに似た薄紫色の花を咲かせ、園芸用にも販売されている。
 市保健所によると、ギョウジャニンニクは根元が赤紫色でニンニクのような香りが強いのに対し、イヌサフランは根元が緑色だという。同保健所は「食用と判断できない限り、食べないで」としている。

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