熊本県水俣市で行われた水俣病の患者・被害者団体と伊藤環境相との懇談で、団体側の発言中に環境省の職員がマイクを切った問題を受け、伊藤氏は10日の閣議後記者会見で、水俣病を担当する省内の体制を拡充し、省幹部らが現地で団体側と懇談する機会を増やす考えを明らかにした。「水俣病患者連合」の松崎重光副会長(手前)の話を聞く伊藤環境相(8日、熊本県水俣市の水俣病センター相思社で)「水俣病患者連合」の松崎重光副会長(手前)の話を聞く伊藤環境相(8日、熊本県水俣市の水俣病センター相思社で) 同日付で、前田光哉・大臣官房審議官を新たに水俣担当とし、実務を担う環境保健部の増員を図る。伊藤氏が再び水俣市を訪れ、団体側と懇談する場も早急に設定するという。伊藤氏は、「関係団体や地域の皆様との信頼関係を高めるため、大臣、副大臣、政務官、また環境省の幹部、担当者が現地を訪問して懇談する機会を多く作りたい」と述べた。

 また、今月31日に新潟市で行われる新潟水俣病の歴史と教訓を伝える式典には、国定勇人・環境政務官が出席する。同省によると、従来、政務三役は出席していなかった。

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