鹿児島県・喜界島の中里地区の海岸に「気仙沼魚市場」と記載された漁業用コンテナが漂着した。東日本大震災で宮城県から漂流したものとみられることから、喜界町は「災害の怖さを忘れないように」と、海岸の遊歩道に展示している。喜界島の遊歩道に展示されているコンテナ喜界島の遊歩道に展示されているコンテナ 同町企画観光課によると、昨年12月に島の西側にある中里地区の海岸に漂着しているのを近くの住民が見つけた。長さ約1・7メートル、奥行き約1・2メートル、高さ約70センチで水色のプラスチック製。前面に「気仙沼魚市場」の表記がある。

 喜界島では12年前、東日本大震災の津波で流された宮城県気仙沼市の漁船が漂着したことがある。今回のコンテナには「気仙沼魚市場」の表記もあることから、町は気仙沼から漂流したものと判断。「震災の教訓に」と今年3月、中里荒木遊歩道の一角に設置した。 気仙沼から喜界島までは直線距離で約1600キロ。2011年3月11日の震災発生から12年以上の歳月を経ての漂着に町の担当者は「島民の防災意識の向上に役立てたい」としている。 「気仙沼魚市場」の表記がある同じサイズのコンテナは、与論島や沖縄県でも見つかっている。

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