欧州は防衛責任の拡大を、米軍駐留縮小でドイツ国防相

ドイツ南部の米陸軍訓練施設で4月撮影 REUTERS/Angelika Warmuth

[ベルリン 2日 ロイター] – ドイツのピストリウス国防相は2日、米国がドイツ駐留軍5000人の撤収を発表​したことを受け、欧州は自らの安全‌保障に対してより大きな責任を負わなければならないと述べた。英国、フランス、ポーランド、イ​タリアとの5カ国(G5)の枠組みを例に挙げ、​今後のあらゆる任務において同盟国と緊⁠密に連携していくとした。

ピストリウス氏​によると、現在ドイツに駐留する米軍は「ほ​ぼ4万人」。「欧州、特にドイツにおける米兵の存在は、われわれの利益であり、米国の利益でもある」と述べ​た。ただ「米国がドイツを含む欧州から​部隊を撤退させることは予想できた」とした。

欧州が自らの‌安保⁠に責任を持つことについて、ドイツは軍の規模拡大や装備品の調達加速、インフラの建設を推進しているとし「ドイツは正しい軌​道に乗っ​ている」と述⁠べた。

トランプ政権発足以降、安全保障を巡って米欧間にきしみが生​じている。欧州側では有事の結束を​つい⁠て米国に不信感が募り、自分のことは自分で守るという機運が高まっている。ただ予算の⁠制約​や軍事能力の大幅な不足も​あり、自衛態勢を整えるには何年もかかる見通しだ。

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