JR四国が8日発表した2024年3月期連結決算は、最終利益が35億円(前期は5000万円の赤字)と、4年ぶりに黒字に転換した。コロナ禍で落ち込んだ旅客が回復したほか、昨年5月に実施した運賃値上げの効果も大きかった。

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 営業収益は前期比22・3%増の533億円だった。鉄道運輸収入は前期比25・8%増の223億円で、コロナ禍前の20年3月期とほぼ同水準まで回復した。旅客数はコロナ禍前の約9割にとどまったが、値上げで補った。ホテルやビル・不動産事業も前期より2割以上の増収となった。本業のもうけを示す営業利益は116億円の赤字(前期は171億円の赤字)だったが、国から支援のため交付された「経営安定基金」などを活用し、最終黒字を確保した。

 高松市内で記者会見した西牧世博社長は、「一定の成果を上げ、明るい兆しが見えてきた。環境が厳しい鉄道事業を、(ホテルや不動産といった)非鉄道事業で補っていく」と述べた。

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