「乙女塚」で水俣病の犠牲者らを悼む人(1日午後0時8分、熊本県水俣市で)=山之内大空撮影 公害の原点とされる水俣病は1日、公式確認から68年を迎えた。今なお救済を求める未認定患者らの集団訴訟は続いており、全面解決は見通せない。犠牲者を悼む「慰霊の碑」がある熊本県水俣市は朝から、鎮魂の祈りに包まれた。
1956年5月1日に水俣保健所にあった患者発生の報告が公式確認とされる。熊本、鹿児島両県の認定患者は2284人。うち2055人が亡くなり、平均年齢は80・4歳になる。 集団訴訟を巡っては、昨年9月の大阪地裁判決は国などに賠償を命じた一方、3月の熊本地裁判決は原告側の訴えを退けた。新潟水俣病に関する4月の新潟地裁判決は、企業に賠償を命じたが、国の賠償責任は認めなかった。 犠牲者らをまつった市内の乙女塚では1日午前、熊本県の木村敬知事らが祈りをささげた。午後から慰霊の碑の前で行政主体の慰霊式が営まれる。
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