カラスの営巣期を迎えて、送配電会社の東北電力ネットワークが、停電の原因になる電柱に作られた巣の撤去作業に追われている。住宅街でひなが生まれると親鳥が道行く人に危害を加える可能性もある。業者側は営巣を防ぐ対策も講じるが、「カラスは学習能力が高く、対策の隙を突かれてしまう」と頭を悩ませている。撤去された直径約30センチのカラスの巣撤去された直径約30センチのカラスの巣 24日午前、秋田市飯島の田園地帯で、作業員が高所作業車を使い、電柱に作られた巣を撤去していた。巣に交ざったハンガーや針金などの金属が電線に触れると、安全装置が作動して電力供給が止まってしまうことがあるという。

 巣が原因の停電は毎年発生している。東北電力ネットワークによると、今年は9日に鹿角市で計241戸が停電したほか、昨年は3月と4月、大仙、横手両市で合わせて3182戸が停電した。 昨年の巣の撤去件数は2996件に上り、最も多い4月は1268件で全体の4割超を占めた。次は5月の949件、3月の711件などと続いた。◇ カラスはひなが生まれると、攻撃的になることから注意が必要だ。 北秋田市の「あいかわ保育園」で24日午前、正門近くの木に作られた巣の撤去が行われた。園児を屋外で遊ばせることがあったほか、近くに小中学校もあるため、子供がカラスに襲われるなどの事故が起きる前に対応することにした。 1 2

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