京都府警川端署
京都府警下鴨署 京都府警は今年度、京都市左京区内にある川端署と下鴨署を統合し、「左京署」を新設する基本計画の策定に乗り出す。左京署は20年前の警察署再編計画で新設される方針が決まっていたが、本部新庁舎や老朽化した警察署の建て替えなどもあり、手つかずのままになっていた。府警は現在の下鴨署付近に新庁舎を建設する方針だが、実際の建設は数年後になる見込みだ。(林興希) 府警は2004年12月、「警察署等の再編整備実施計画」を策定し、当時府内に31あった警察署を24に減らすため、順次統廃合する方針を決めた。統廃合は行政区を分断しない形で管轄区域を設定し、「府民の協力を得やすい体制」を構築できる人員を配置することとした。 計画を策定した翌05年には、舞鶴市内にあった2署を統合して舞鶴署に、京丹後市内の3署も統合されて京丹後署となった。京都市内では行政区に合わせた名称変更を進め、07年には中立売署を廃止。12年には堀川、七条両署を廃止して中京署を新設するなど、計画に沿った再編を進めてきた。 再編計画とは別に、老朽化した庁舎の建て替えも進んできた。15年には南署を新築し、20年に府警本部の新庁舎も供用を開始。今後も舞鶴、南丹両署の建て替えも進める予定だ。 各署の老朽化対策を優先したため、左京署の予算確保は難しかったが、府の24年度当初予算に、ようやく左京署を設置する基本構想策定費400万円が計上された。 府警は左京署を現在の下鴨署付近に新設する想定だが、実際の着工までには基本設計と実施設計の策定が必要で、着工のめどは立っていない。警務課の担当者は「府民に身近な行政区に合わせて警察署を再編する計画自体は変わっていない。府民に身近な警察署を作るため、新設に向けては住民の意見に耳を傾けたい」と話している。◇
左京区は京都市内で唯一、川端、下鴨の2署が同じ行政区に立地している。左京署ができた場合、京都市内では全ての署が行政区に合致した名称となる。 一方、伏見区では伏見署以外に、山科、向日町両署も一部を管轄しているという課題が残っている。府警は将来的に伏見区東部地域に大型交番を設置した上で、全域を伏見署の管轄にする方針。このほか、各署で交番や駐在所の再編も計画している。
![[ニュース] 川端署+下鴨署=左京署…京都府警、計画から20年でようやく始動 [ニュース] 川端署+下鴨署=左京署…京都府警、計画から20年でようやく始動](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2024/04/1713792076_20240422-OYO1I50003-1-1024x576.jpg)