北九州市にあるメーテルを描いたマンホール北九州市にあるメーテルを描いたマンホール 地域色豊かなマンホールの蓋の人気が過熱している。愛好家は「マンホーラー」と呼ばれ、実物を見るだけでは飽き足らない人に向けたグッズも多彩。観光資源としても期待が高まっている。(南佳子)

 恐竜フクイラプトルの座布団(福井県勝山市、1980円)、工芸品「
鬼凧(おんだこ)
」の缶バッジ(長崎県壱岐市、424円)、高崎山のサルの文鎮(大分市、1980円)――。
マンホールフェスに並ぶ関連グッズマンホールフェスに並ぶ関連グッズ 福岡市博多区のハンズ博多店で今月2日まで約1か月間開催された「マンホールフェス」。販売された約900種類のグッズのデザインがどれも丸いのは、全国各地に設置されたマンホールの蓋をモチーフにしているからだ。連日多くの客でにぎわい、会場を訪れた同区の理学療法士、船瀬聖乃さん(26)は「地域の特徴が生かされたデザインが面白い」と目を輝かせていた。 マンホールが注目されるようになったのは10年ほど前。名所や歴史をデザインした蓋を題材にした「マンホールカード」が次々に登場し、自治体などが配布して人気が広がった。 さらにファンを増やしたのが新型コロナウイルス禍で、マンホーラーでつくる団体「マンホール探検隊九州支部」の支部長で横浜国立大客員教授の松永昭吾さん(53)(福岡市)によると、「密」を避けられるレジャーとして、散策しながら蓋を撮影してSNSに投稿する人が急増した。「蓋に墨を塗って“拓本”を作ったり(自治体の許可が必要)、ふるさと納税の返礼品となっている現物を入手したりと、楽しみ方も多様になった」と説明する。 1 2

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