党員の皆様、長らく記事の更新を怠り、大変失礼しました。ちょっと色々と追いまくられておりました。これからまた、半月に1本程度のペースではありますが、記事を更新していきますので、The Japan Newsのコラムと同様、よろしくお願いします。 もう先月の話になるが、今年も3月に無事、仮面ライダーBLACKなどのスーツアクターとしておなじみ、岡元次郎さんの「次郎祭」を開催してきた。「人前でしゃべるのは苦手」とぼやく次郎さんをほぼだまし討ちのようにして(共犯者=植村喜八郎さん)、表舞台に引っ張り出して、今回が18回目のイベント。第1回のイベントでは舞台上で司会の私をにらみつけていた次郎さんが、今ではリハーサルからノリノリで動き回っているのだから、18年という歳月の流れの重さを感じずにはいられない。 今回も、近況報告に始まり、昨年単独イベントデビューを果たした340イベント限定、緑のヒーロー「イインダヨグリーンダヨズ」との寸劇と殺陣、ダンスなど、盛りだくさんの内容だった。緑ズ登場に笑う次郎さん緑ズ登場に笑う次郎さん緑ズの攻撃は、まさかの「くすぐり」だった緑ズの攻撃は、まさかの「くすぐり」だった

からの、華麗な殺陣からの、華麗な殺陣3人でパフォーマンスも3人でパフォーマンスも 今回の新企画として打ち出したのは「次郎さんの名乗りを皆で考える」をテーマにした殺陣講座である。植村喜八郎さんと武智健二さんによく似た(本人たちは頑強に否定している)グリーンダヨズの二人が、次郎さんのキャッチコピーを考え、それに合わせた名乗りポーズをお客さまが考え、それを舞台上でブラッシュアップしていく、というもので、「ビール大好き、岡元次郎」「ゴルフはイマイチ、岡元次郎」「ブルースリー命、岡元次郎」というおちゃめなコピーが提示された。「え、どうすんの、これ」と司会をしながら思ったが、このコピーにお客様の斬新なアイデアと、次郎さんのプロフェッショナルな表現力が加わると、笑いながらも納得させられる名乗りの数々が出来上がってしまった。企画を考えた時の何倍も面白い仕上がりで、ちょっぴり自画自賛したのである。気になる方、来年もやる方向なので来年ぜひ、会場にお越しください。ブルースリー「命」ブルースリー「命」
 後半は、JAE(ジャパン アクション エンタープライズ)から、村岡弘之さん、金田進一さん、白井雅士さん、横山一敏さんが登場した。次郎さんの魅力について語り合ったり、ジェスチャーで考えを伝えるジェスチャーゲームをするなどし、場を盛り上げてくれた。爆上戦隊第1話に素顔で出演した村岡さんに、独自の「間」を持つ男、進ちゃん(金田進一さん)、今回は「スーツを着たアクターのキョウジ」という設定で私の本「スーツアクターの
矜(きょう)恃(じ)
」をPRしてくれた白井さん、次郎祭には久しぶりの登場の横山さんと、実に豪華な顔ぶれである。さらに、イベント開催日に撮影が関東北部であり、一度は「間に合わない」と連絡してきた清家利一さんも、私からの「終わったら来てくださ~い」という無情なメールを見てしまったため、撮影所からジャージー姿のまま駆けつけてくれた。
ゲストトークゲストトークゲームでジェスチャーをする白井さんゲームでジェスチャーをする白井さん同じく金田さん同じく金田さん同じく横山さん同じく横山さん同じく村岡さん同じく村岡さん駆けつけていきなり踊る清家さん(手前、舞台下)駆けつけていきなり踊る清家さん(手前、舞台下) 白眉は、次郎さんによる名乗りメドレーだった。この日、次郎さんが見せた名乗りは42種。中には、パワーアップして名前が変わっていくロボットを次々に演じたり、「『どうする家康』で今川氏真にやられる徳川方の侍」を演じたり、という私からのむちゃぶりもあったのだが、デビュー間もない頃に演じたチェンジマンのヒドラー兵に始まり、仮面ライダーBLACKやBLACK RXなどの人気ヒーローを網羅する名乗りを、次郎さんは完璧に演じきった。また、「デカレンジャー1話の警官」とか「特捜ロボジャンパーソンのビルゴルディ」は、横山さんの助演を得て、次郎さん演出の芝居仕立てとなり、もうとにかく楽しい名乗りとなった。清家さんと次郎さんの「名乗り」清家さんと次郎さんの「名乗り」次郎さんの名乗り次郎さんの名乗り寸劇仕立ての名乗り寸劇仕立ての名乗りこれも名乗りです。これも名乗りです。 シンケンゴールドの動きでは、何も持っていない手に、握られたサカナマルが見えるようだったし、ゴリサキ・バナナでは体より一回り大きなゴリサキのシルエットが浮かび上がってくる。シュバルツ将軍では暗い空気が立ちこめ、オウシブラックでは宇宙空間が見える。そして最後には、この日考案された「次郎さんの名乗り」も演じてくれた。それはまるで42場面の映画を見ているような、ぜいたくな時間で、会場全体が次郎さんの名乗りに酔いしれた。カッコイイ次郎さんの名乗りカッコイイ次郎さんの名乗り アットホームなのにプロフェッショナル、とでも言えばいいだろうか。岡元次郎さんという希代の表現者によって、次郎祭は唯一無二のイベントに育ったと思っている。これからも、そんな次郎さんたちの魅力を、皆さんの体力が続く限り、世界に向け発信していきたい。プロフィル
鈴木 美潮(
すずき・みしお

 読売新聞教育ネットワーク事務局専門委員。1989年入社。政治部、文化部、メディア局編集委員などを経て現職。日本テレビ「イブニングプレスdonna」(キャスター)「ラジかる!!」(コメンテーター)「PON!」(同)や、ラジオ日本「美潮シネマズ」などに出演。特撮ヒーロー(特に仮面ライダーとスーパー戦隊シリーズ)が大好きで特撮関係者を招いてのイベント「340(みしお)Presents」を2003年より主宰。著書に「昭和特撮文化概論 ヒーローたちの戦いは報われたか」(集英社文庫)。また、美空ひばりさんの大ファンで、2021年は33回忌法要ツアーの司会を務めた。読響アンサンブルシリーズプレトーク司会も担当している。

Share.