電動モビリティの課題を解決する交換式バッテリー
ホンダのMPPは多様な機器に使える脱炭素の交換式電源だ(Webikeプラス編集部)
ホンダが開発した「Mobile Power Pack e: (MPP)」は、使いやすさを重視した交換式のバッテリーパック。世界中の多くの組織が環境負荷の低減を目指すなか、普及が進む電動モビリティ製品が直面する充電時間の長さや航続距離の不足、高いバッテリーコストといった主要な課題に対処するために作られている。独自の携帯性と交換可能な特性を活かし、他のオリジナル機器メーカー(OEM)が製造する電動製品など、幅広い用途での利用が可能とされている。
米国市場では新たにBtoBの商業製品向けにMPPの提供が開始されており、多様なモビリティ製品やモバイルエネルギーソリューションに電力を供給する大きな可能性を秘めている。米国ホンダのサステナビリティ&ビジネス開発部門を率いるJoe Juliano氏は、今回の受賞が北米のモバイルエネルギー分野におけるMPPの普及に向けた取り組みを裏付けるものだと説明する。同氏は、MPPがダウンタイムなしで様々な機器に確実に電力を供給できる、標準化されたゼロエミッションのエネルギーソリューションであるとしている。
北米最大の展示会で優秀賞を獲得
環境負荷低減を進めるホンダの技術力が北米の展示会で高く評価(Webikeプラス編集部)
MPPがサステナビリティ&サーキュラーエコノミー優秀賞を受賞した「The Battery Show」は、北米最大の先進バッテリーおよびEVイノベーションの展示会として知られている。同賞はバッテリー技術における卓越性を表彰するものであり、ホンダの技術力が高く評価された形だ。
ホンダは長年の環境への取り組みに基づき、脱炭素化、クリーンエネルギーの活用、資源循環の3つの重要分野で製品や事業活動の環境負荷低減を推進。この目標に向けてハイブリッド車の販売を増やすとともに、パワースポーツやパワープロダクツの電動化にも着手している。さらに北米の事業拠点では、長期的な仮想電力購入契約(VPPA)を通じてカーボンフリーの風力および太陽光発電を調達しており、北米で使用する電力の80%以上をカバーするに至った。
また、オフィスや倉庫、製造施設などの事業運営における脱炭素化にも注力。北米全域のサプライヤーや独立系販売店に対しても、「Honda Green Excellence Academy」や「Honda Environmental Leadership Program」を通じてそれぞれの脱炭素化に向けた取り組みを支援している。
Webikeプラス編集部
