AMDは10月20日、AIを使ってゲーム映像の画質を高める技術「FSR Upscaling 4.1」を、2020年に登場したグラフィックスカード「Radeon RX 6000」シリーズにも対応させたと発表した。ノートパソコンや携帯型ゲーム機にも対応を広げ、家庭用ゲーム機「Xbox Series X|S」への展開も予定している。

 FSR Upscaling 4.1は、低い解像度で描画したゲーム映像をAIで高精細に再構成する技術だ。高解像度で直接描画する場合に比べて処理の負荷を抑えながら、高画質な映像を表示できる。AMDによると、従来の「FSR 3.1」から画質が大幅に向上したという。

 FSR 4は2025年にRadeon RX 9000シリーズ向けの技術として登場し、2026年7月にはRX 7000シリーズにも対応した。今回、さらに古いRX 6000シリーズまで対象を広げたことで、対応するゲームではグラフィックスカードを買い替えずに画質の向上が期待できる。

 同日公開したドライバー「AMD Software: Adrenalin Edition 26.10.1」では、Radeon RX 6000シリーズに加え、Ryzen AI Max 300/400シリーズ、Ryzen AI 9 300/400シリーズへの対応も追加した。

 携帯型ゲーム機では、Ryzen AI Z2 Extreme、Ryzen Z2 Extreme、Ryzen Z2 Aを搭載した機種にも対応を広げる。対象には、ASUSの「ROG Xbox Ally X」などが含まれる。携帯型ゲーム機やRyzen AI 9搭載ノートパソコン向けには、処理効率を高めたFSR 4.1も用意した。

 ただし、携帯型ゲーム機で利用できる機能や提供時期は機種によって異なる。今回公開したドライバー「26.10.1」も携帯型ゲーム機には対応しておらず、AMDは各メーカーが提供するドライバーや対応時期の案内を確認するよう求めている。

 Xbox Series X|Sについては、近日中にFSR 4.1への対応を予定している。具体的な提供日は明らかにしていない。

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