
記者団の取材に応じる福岡県議会の蔵内勇夫議長
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金銭授受疑惑に揺れる福岡県議会の蔵内勇夫議長は25日、東京都内で記者団に「本日をもって議長、県議を辞職する」と述べた。後にコメントを出し「県議会の混乱が続くことは私の本意ではない。身を引くことが、私にできる責任の取り方だとの結論に至った」と説明した。金銭授受は重ねて否定。板橋聡副議長は蔵内氏の議員辞職願を許可し、同日付の議員辞職が決まった。
自民党の鈴木俊一幹事長は記者会見で、週内に県連幹部と党本部で面会して今後の対応を聴取する意向を明らかにした。
蔵内氏は記者団に「後日、福岡でゆっくり報告したい」とし、辞職理由は語らず取材を打ち切った。金銭授受疑惑の解明に向けた第三者委員会の調査には「積極的に協力する」とした。第三者委の調査開始は9月以降となる公算が大きい。
自民県議団幹部によると、蔵内氏は8月22日、辞職理由に関し「若い議員に迷惑をかける」と話していた。県議団の1人は24日、会派からの離脱を申し出て認められた。
疑惑は、元議長の吉松源昭県議ら複数の正副議長経験者が、就任に際して蔵内氏ら自民県議団幹部に数百万~数千万円を払ったと取材に証言。蔵内氏は関与を一貫して否定している。
県議会は17日、吉松氏が出した議長職の辞職勧告決議案を採決する直前で、蔵内氏の元秘書の自民県議が出した動議を賛成多数で可決。採決は中止され、批判が集まった。
蔵内氏は金銭授受疑惑のほか、高額な海外視察や、自身の肝いり政策に多額の県予算が投入された問題の渦中にいた。
