5月31日、日本代表は東京・国立競技場で6万2000人を超える大観衆を集めてアイスランド代表(FIFAランキング75位)で北中米W杯前最後の強化試合を行ない、後半42分のFW小川航基の得点で1-0で勝った。この試合について、例によってブラジルメディアきっての日本通であるチアゴ・ボンテンポ記者に感想を聞いた。
功労者・吉田麻也への粋な計らい
――この試合限定で特別招集された37歳のCB吉田麻也がキャプテンマークを腕に巻いて先発し、前半14分までプレーした。歴代3位の127試合に出場し、2014年、さらには2018年と2022年のW杯に出場していずれもベスト16入りを達成。長年、チームリーダーとして日本代表を引っ張ってきた功労者です。この処遇をどう思いましたか?
「いかにも森保一監督らしい人間味に溢れた配慮だと思う。吉田へだけでなく、これまで日本代表に貢献してきたすべての選手への敬意と謝意を感じた」
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――吉田のプレー内容については? ピッチを去る際には、日本代表の選手のみならずアイスランド代表の選手、監督も一緒に花道を作って吉田を称えた。
「短い時間だったけれど、彼らしい積極的な守備を見せ、攻撃の起点ともなった。交代時のセレモニーは素晴らしい光景だったね」
――代表でこのような形で功労者を遇するのは、世界でもあまり多くない。
「同じようなケースは、南米でも欧州でもほとんどないと思う。ただ、日本では1995年に行なわれたブラジル代表との強化試合でラモス瑠偉(当時38歳)が出場し、それが彼の代表引退試合とみなされた例がある」
――ただし、吉田本人は日本代表からの引退を明言しておらず、「ひと区切り」と語っている。
「そうなんだよね。皮肉にも、森保監督が吉田に代表での引導を渡した格好になった。とはいえ、超満員のコクリツで拍手喝采を浴びて、本人はとても嬉しかったと思う。観衆も非常に喜んでいた」
W杯本番を見据えた森保采配の狙いとは
――その後、吉田の代わりに伊藤洋輝が入って試合が再開された。先発メンバーをどう思いましたか?
