兵庫・たつの母娘殺害事件 「怖くて出歩けない」近隣住民語る 公開捜査1週間、容疑者情報340件

事件現場となった母親と次女の自宅(写真奥)と約10年前まで大山容疑者が住んでいたとされる空き家(手前)《2026年5月31日 13時13分撮影 兵庫県たつの市新宮町段之上》

兵庫県たつの市新宮町の住宅で母親(74)と次女(52)が殺害された事件で、容疑者の公開捜査から1週間経った5月31日、犯人逮捕に至らぬ現状に、近隣住民からは不安の声が挙がっている。

兵庫県警・たつの署捜査本部は5月24日、無職・大山賢二容疑者(42)について、殺人容疑で逮捕状を取り、全国に指名手配して行方を追っている。

 大山容疑者は約10年前まで、母娘の自宅の隣家に居住していた。現在、この家は空き家となっている。

 現場一帯は古く空き家となった住宅が多く、日中の人通りはほとんどない。ひっそりとした中、近隣の高校に通う部活動帰りの学生が数人、現場西側の川に沿って歩いている程度だ。

近隣に住む70代の女性は、「この地域は、外部から侵入するような場所ではなく、不審者はすぐにわかる。もしこのあたりに潜伏していているのなら、怖くて外に出歩くこともできない」と不安げに語る。
また50代の男性は、「確かに10年ほど前まで、(大山容疑者が)祖母と一緒に住んでいたのは覚えているが、今になってこの場所で事件を起こす感覚が理解できない」と話した。

 捜査本部は、捜索範囲を拡大しているが、大山容疑者の所持金が乏しく、公共交通機関で移動するのは困難との見方から、事件現場周辺も並行して捜索を続けている。
 捜査本部によると、大山容疑者を指名手配した5月24日以降、1週間で兵庫県警に約340件の情報提供があり、一部は本人と特定されたものもあったという。

情報提供は兵庫県警・たつの署捜査本部 0791‐63‐0110

Share.