生物多様性の保全に貢献する優れた取り組みを行ったとして、県内の2つの団体に表彰状が贈られました。大賞に選ばれたのは“海のゆりかご”と呼ばれるアマモを増やす活動を行っている指宿市の団体です。

 22日、鹿児島市で開かれたのは「第1回ネイチャーポジティブアワードかごしま」です。県内で生物多様性の保全活動について、先進的な取り組みを行っている企業や団体を県が表彰するものです。

 県内5つの団体から応募があり、大賞には「山川の海のゆりかごを守る会」が選ばれました。「山川の海のゆりかごを守る会」は、指宿市でアマモの再生に取り組む団体です。

 二酸化炭素を吸収して酸素や有機物を作り出し、海をきれいにする力を持つアマモ。魚の隠れ家や産卵場所になることから「海のゆりかご」とも呼ばれています。「山川の海のゆりかごを守る会」は、そのアマモを増やす活動を行っています。地域と連携しながら、海の生態系の保全活動を行っていることなどが評価されました。

(山川の海のゆりかごを守る会・德留 真 監事)
「なかなか人手が足りないというのが現状。そこを地域の協力、企業の協力をいただいて協議会も立ち上げた。みんなで豊かな海を作っていこうという取り組みを目指したい」

(県自然保護課・川瀨翼課長)
「自然に対して保全していく。保全するだけではなく、それを回復させる。こういった取り組みが輪になって地域に広がっていくアピールをしていきたい」

 このほか、特別賞にはヒマワリの栽培、搾油、消費までを地域で循環させる取り組みを行う志布志市の「野神校区ふれあい協議会」が選ばれました。

Share.