jet fuel crisis:

ジェット燃料危機

欧州のジェット燃料在庫が「23日分」へ低下、輸入依存度高い英国では配給制導入も

 ホルムズ海峡の閉鎖をきっかけに、世界の航空業界が「ジェット燃料危機(jet fuel crisis)」に直面している。


 とりわけ大きな影響を受けているのが欧州だ。ホルムズ海峡経由のジェット燃料への依存度が突出して高いからにほかならない。


 欧州のジェット燃料輸入量のざっと4割がホルムズ海峡を通過する。米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃が始まった2月末以降、同海峡経由の輸入は途絶えているとみられている。


 欧州のジェット燃料サプライチェーンは大混乱に陥った。


 指標となるアムステルダム・ロッテルダム・アントワープ(ARW)貯蔵ハブを見てみよう。オランダ系調査会社インサイツ・グローバルのデータによれば、在庫はイラン戦争勃発以降で3分の1減少し、過去6年間で最低の水準にまで落ち込んだ。


 インサイツ・グローバルのラース・ファン・ワーゲニンゲン調査部長は米ブルームバーグに対してこうコメントしている。


 We have seen a steady drop in jet fuel stocks. Other regions like Asia and Australia also need to source this product, so everybody’s scrambling for whatever jet fuel they can get — with a cost.(ジェット燃料在庫は一貫して減少し続けている。欧州だけでなくアジアとオーストラリアも輸入に依存しているから、世界中でジェット燃料の取り合いが始まっている。価格高騰を引き起こしながら。)


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