
中国の国旗(2025年4月14日撮影)。(c)Hector RETAMAL/AFP
【AFP=時事】ドイツ警察は20日、中国のためにスパイ活動を行ったとして、南部ミュンヘンで夫婦を逮捕した。夫婦は軍事用途の先端技術に関する情報を求めていたとみられる。
連邦検察庁は「シュエジュン・C」と「ホア・S」と名前の一部のみ公表されたドイツ国籍の夫婦について、「中国の情報機関のために働いていた」と指摘した。
夫婦は「ドイツの大学や研究機関で、多くの科学者、特に航空宇宙工学、コンピュータサイエンス、人工知能の分野の専門家と接触を持っていた」とされ、現在、ミュンヘンの自宅と職場での捜索が行われている。
また科学者らとの接触を目的に、夫婦は「通訳者や自動車メーカーの従業員を装っていた」とみられている。
検察によると、一部の科学者は「一般市民を対象とした有料講義を行う」という名目で中国へ渡航するよう誘い出されたが、実際には現地で国営の兵器メーカーの従業員たちに向けて講義を行う結果になったという。
検察当局は、容疑者らの逮捕に伴い、ベルリンやミュンヘンなど国内数か所で、犯罪への関与は否定されているものの、事件の鍵を握る参考人計10人を対象に家宅捜索などの強制捜査に乗り出したことを明らかにした。
【翻訳編集】AFPBB News
