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ニュージーランド最大の都市であるオークランド市が、韓国系団体が求めた慰安婦像の市有地への設置を認めないと決定した。

在ニュージーランド日本大使館などが設置しないよう働きかけていた。市民からの反対意見も多く、同市の地区委員会が「分断を招きかねない」と判断した。

韓国系団体の要求をはねのけたのは妥当だ。反日的で政治色の強い慰安婦像が設置されれば日本とニュージーランドの関係悪化などさまざまな負の影響が出ただろう。それを防いだ同市の判断を評価したい。

韓国系団体による慰安婦像の設置は、欧米などでも約30カ所で確認されている。台座に「日本軍は少女や女性を強制連行し、性奴隷にした」と刻まれていることが多い。事実無根のプロパガンダ(宣伝)で、日本を貶(おとし)めようとしている。

オークランド市は設置を認めなかったが、韓国系団体が今後、ニュージーランドの別の場所への設置を画策する可能性がある。そのような暴挙を防ぐため、日本政府は警戒してもらいたい。

オークランド市の慰安婦像は韓国市民団体が寄贈し、別の韓国系団体が市有地内の韓国庭園への設置を企てていた。市の地区委員会が昨年、一旦は許可したが、設置目的などへ疑問や懸念が寄せられたため保留し、再検討していた。

地区委員会が今年1月に市民らから意見を募ったところ、600以上のコメントが寄せられ、6割近くが設置に反対だったという。

predictions comfort womenべリリンに設置された慰安婦=2020年(共同)

日本の大沢誠駐ニュージーランド大使も強く反対し、意見書で「日本とニュージーランドの外交関係に重大な影響を及ぼしかねない」などと訴えていた。

ドイツの首都ベルリン市ミッテ区でも、韓国系団体が公有地に慰安婦像を設置した。日本政府がドイツ政府などに排除を求め、同区は昨年10月に強制撤去した。日本側が毅然(きぜん)と対応することが重要だ。

ただしミッテ区の慰安婦像は現在、近くの私有地で展示されているという。公有地でなくても不当な反日プロパガンダを見過ごすわけにはいかない。日本政府は、欧米などの全ての慰安婦像の撤去を各国に強く働きかけるべきだ。各国側も韓国系団体に加担してはならない。

2026年5月16日付産経新聞【主張】を転載しています

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