18日、公衆浴場の組合が現在の上限460円から500円に改定するよう、県に要望することを決めました。「値上げしないと継続できない」経営者からは切実な声も。市民はどう受け止めるのでしょうか。

 18日、公衆浴場の経営者らが集まった組合の総会で、入浴料の値上げに向けた話し合いが行われました。長引く物価高に加え、不安定な中東情勢で燃料費も高騰するなか、大人は現在の460円から500円に値上げ。小学生は150円から200円、小学生未満は80円から100円に値上げする方向で意見がまとまりました。

 鹿児島の文化ともいえる公衆浴場。憩いの場が値上げされるかもしれないことに市民は。

(女性)
「年金の少ない年寄りには…。値上げしてほしくない」

(男性)
「いろいろな品物や原料代が上がっているわけだから、1000円も2000円も上がるのはいやだけどしょうがないかなという気がする」

(男性)
「500円乗ってくるとちょっと高い。ホルムズ海峡も止まっているし致し方ないかな」

 一方、物価の高騰に頭を悩ませる経営者は。

(春日温泉・上村実義さん)
「値上げは必須と言いますかそれが前提条件でないと事業継続が厳しいのが事実」

 鹿児島市の下荒田にある春日温泉。電気やガスの料金は3年前に比べると約1.5倍に膨れ、経営を圧迫しているといいます。年中無休を売りに長年営業を続けてきましたが、大きな決断をしました。

(春日温泉・上村実義さん)
「5月は月に1回。4月は第2・第4水曜日を休みにした」

 2026年3月から月に数回休業日を導入し、コストを削減しています。企業努力も続けていますが、今の入浴料のままでは今後の経営の見通しは厳しいと話します。

(春日温泉・上村実義さん)
「汗を流せばいいというものではなく、知恵を絞って生き抜くしかないなと。まさにその時期に来ている」

 入浴料改定について、公衆浴場の組合は近く県に要望書を提出するとしていて、有識者らで作る審議会に諮られた後、塩田知事が指定し改定されます。入浴料が改定されれば、2023年に40円値上げされたとき以来3年ぶりです。

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