(CNN) ロシア国営タス通信は17日、地元当局者や軍関係者の話として、ウクライナが夜間に500機を超えるドローン(無人機)でロシアを攻撃し、首都モスクワ近郊で少なくとも3人が死亡したと報じた。
タス通信が市長の発表をもとに報じたところによると、モスクワへの攻撃は「ここ1年あまりで最大」規模となった。ロシアは今週、ウクライナの首都キーウを狙った大規模攻撃を相次ぎ実施。ウクライナ当局によると、一連の攻撃で少なくとも25人が死亡、数十人が負傷していた。
モスクワのソビャニン市長によると、モスクワの北西にあるヒムキでは17日未明、民家にドローン1機が直撃し、女性1人が死亡したほか、もう1人が瓦礫(がれき)の下に閉じ込められた。
モスクワの北東のムィティシでも、建設中の住宅にドローンの破片が落下し、男性2人が死亡する被害が発生したという。モスクワ市内では、精油所にいた建設作業員らを含む計12人が負傷した。
ロシア国防省は、1晩でウクライナのドローン556機を迎撃したと発表。ソビャニン氏は、モスクワや周辺地域に向かっていたドローン120機以上を防空システムが撃墜したことを明らかにした。

ウクライナのドローン攻撃による被害を受けたロシアの家屋で、消防士たちが消火活動に当たる様子=17日、モスクワ州/Moscow regional Governor Andrei Vorobyov/Reuters
一方、ウクライナ空軍は、ロシアが夜間に287機のドローンを発射し、ドニプロペトロウスク州やザポリージャ地域で少なくとも9人が負傷したと発表。8機を除く全てのドローンを7カ所で撃墜したとも付け加えた。
ロシアでは1週間あまり前、例年なら盛大に行われる「戦勝記念日」の軍事パレードが縮小した形で開催された。ウクライナによるロシア領奥深く、特に石油精製所への攻撃が激化したことを受けた対応だった。
