中国メディアの環球時報は15日、米ヤフーファイナンスに「中国車が車内空間の役割を再定義」という記事が掲載されたことを伝えた。写真は智己汽車のEVセダン「L6」。

中国メディアの環球時報は15日、米ヤフーファイナンスに「中国車が車内空間の役割を再定義」という記事が掲載されたことを伝えた。

それによると、記事は「中国の自動車市場で車内空間の役割が再定義されつつある」と述べ、多くの消費者が自動車を移動手段としてだけでなく、娯楽やインターネット生活の空間としても捉えるようになっていると言及。また、市場調査会社カウンターポイントの調査結果として、世界最大の自動車市場である中国で消費者の期待に巨大な変化が発生していると伝えた。

この調査は北京、上海、深セン、成都、重慶の1200人を対象に今年4月に実施されたもので、中国の自動車オーナーの10人に7人が自動車を「第2のリビングルーム」と見なしていることが分かった。こうした傾向は特に新エネルギー車のオーナーで強く、デジタル体験は車の馬力や外観と同じくらい重要になりつつあるという。

記事はまた、「中国の消費者は往々にして新興車載技術体験の追求者だ」と述べ、「中国の消費者のデジタル体験に対する期待が高まり続ける中、中国で競う世界の自動車メーカーは圧力を感じており、より快適な車内体験を提供する必要に迫られている」と指摘した。

さらに、「中国の消費者の優先事項に明らかな変化が生じていることが調査で分かった」とし、メーカー側は以前、性能、安全、信頼性、低燃費をポイントに売り込んでいたが、今の買い手はソフトウエアのエコシステムやストリーミング機能、没入感のある音響、画面の質をより重視していると伝えた。

記事は、「中国の消費者のデジタルメディアに対する関心の高まりは、より大型のディスプレー、より解像度の高い画面、より速いプロセッサーとネットワークへの需要を押し上げている」とし、中国の自動車メーカーはこうした機能をますます強調していると言及。また、「関連する影響は軽視できない」と論じ、「車内のソフトウエアやユーザーインターフェースデザイン、エンターテインメントのエコシステムはブランド忠誠度や価格決定力に今後より影響を及ぼす可能性がある」「最初に中国の電気自動車(EV)購入者の間で人気を集めた多くの技術がその後、世界のEVの標準装備になっている」と指摘した。

記事は「ますます多くの中国の消費者が自動車を個人のオフィス、健康、社交空間と見なすようになっている」と記し、世界の自動車トレンドを再構築する可能性に言及した。(翻訳・編集/野谷)

Share.