イスラエル軍がガザの60%支配 ネタニヤフ氏

中東エルサレムで記者会見に臨むイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(2026年3月19日撮影)。(c)Ronen Zvulun/POOL/AFP

【AFP=時事】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は14日、同国軍がパレスチナ自治区ガザ地区の60%を支配していると述べ、昨年10月の停戦合意で定められた範囲を超えてガザで支配地を拡大していることを示唆した。

ネタニヤフ氏はイスラエルが1967年の第3次中東戦争で東エルサレムを占領・併合した後のイスラエル当局が「エルサレムの再統一」と呼ぶ出来事を記念する「エルサレムの日」の式典で、「過去2年間、われわれは国民、国家、軍隊、そして伝統に宿る強大な力を全世界に示した」と主張。

「われわれは人質を一人残らず帰還させた」「(ガザから)『出て行け、出て行け!』と言う者もいたが、われわれは退かなかった。今、われわれは(ガザの)60%を支配している。明日どうなるか見てみよう」と付け加えた。

米国の仲介で昨年10月に発効したイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意では、イスラエル軍はガザで撤収ライン「イエローライン」まで撤退し、ガザの50%以上を支配下に置くことになっていた。

ネタニヤフ氏の発言は、イスラエル軍が新たな境界線「オレンジライン」まで進出しているとの報道がここ数週間続く中、同国軍の活動範囲が拡大していることを初めて公式に示したものだ。
【翻訳編集】AFPBB News

Share.