中国メディアの快科技によると、中国国営中央テレビ(CCTV)の記者が「老頭楽」の工場に潜入取材した。老頭楽とは、お年寄りの生活の足として人気が高い小型の電動三輪車や四輪車の総称。
中国メディアの快科技によると、中国国営中央テレビ(CCTV)の記者が「老頭楽」の工場に潜入取材した。
老頭楽とは、お年寄りの生活の足として人気が高い小型の電動三輪車や四輪車の総称。
記者が山東省金郷県にある重鑫商貿という会社に潜入取材したところ、オフィスの外の空き地に100台近くの異なるモデルの電動四輪車が停められているのを発見し、営業担当者がビデオ通話で客にこれらの車両をセールスしていた。
これらの電動四輪車は、車体、バッテリー、モーターをそれぞれの工場やメーカーから調達した上で小規模な民間工場で組み立てられたもので、重鑫商貿は自動車やオートバイなどエンジン付き車両である「機動車」の製造資格を取得していない。
これらの車両には、規定に違反して、主に使い古された電気自動車(EV)などの「新エネルギー車」から取り外され修理・再利用されたリチウムイオンバッテリーが使われていることが分かった。
車体についても、製造した単県にある業者を取材したところ、適切な資格がなく、車両登録やナンバープレートを取得できないにもかかわらず、適合証明書を偽造したり、工場名を省略したりするという規定違反が行われていた。これらの車両は、政府が定めた製品の安全性と環境保護を確保するための強制的な認証制度である3C認証を所得しておらず、工業情報化部の認可も受けていなかった。
営業面でも、販売担当者は、高齢者層をターゲットにし、車両登録できないことなどを承知の上で、でたらめの話をでっち上げるなどして購入希望者の不安を和らげようとしていた。
高齢の購入希望者は、交通規則に関する知識が乏しく、交通規制が比較的緩やかな地方に住んでいることなどから誤った方向へ誘導されやすい。現行の規制では、こうした規準にかなわない電動四輪車を公道で運転することは違反行為であり、交通事故が発生した場合、購入者がすべての法的責任を負うことになる。
豊県の新エネルギー産業パークで開催された電動車展示会では、業者が車体やバッテリー、モーターなどの部品をひそかに販売していることが分かった。客の求めに応じて、仕様を偽って表示したり、バッテリー容量やモーター出力を誇張したりするケースもあるという。
部品供給から組み立て、そして販売に至るまでの産業チェーン全体が、完全なグレーチェーンを形成している。(翻訳・編集/柳川)
