滋賀県大津市で、市立幼稚園教員の給与をめぐる条例改正案が議論されています。市は、保育士と幼稚園教諭を一括して採用し、必要に応じて柔軟に配置できる仕組みをつくろうとしています。待機児童対策として、人材を確保したいという事情は理解できます。子どもを預けられずに困っている家庭にとって、保育の受け皿を増やすことは切実な問題です。
市教職員組合が「やりがい搾取」と反発し、生涯賃金低下への不安から現行の改正案に強く反対する現状を詳報。
出典:読売新聞オンライン(Yahoo!ニュース)
URL: 提供されたソース資料内に該当するURLの記載はありませんでした。
給与減による人材流出のリスクと、国の待遇改善方針との乖離を指摘し、教育の質の低下へ強い危機感を訴える。
出典:ナナホシ(Yahoo!ニュース エキスパート)
問題は「低い方にそろえる」こと
ただし、多くの人が引っかかっているのは、職種をそろえることそのものではありません。処遇をそろえるときに、なぜ低い方の給与水準に合わせるのかという点です。市の資料では、勤続年数によって月額給与が下がる例が示され、幼稚園教員に支給されてきた手当の廃止も含まれています。現在の給与を下回る場合には一定の保障があるとされていますが、将来の昇給や生涯賃金への影響を考えれば、現場が不安を感じるのは当然です。
先生の待遇は子どもの環境につながる
これは保育士の給与が低くてよいという話ではありません。むしろ逆です。保育士も幼稚園教諭も、子どもの育ちを支える専門職です。どちらかを下げるのではなく、どちらも安心して働き続けられるようにすることが、本来の人材確保ではないでしょうか。先生の仕事は、子どもを見守るだけではありません。安全を守り、生活を支え、友達関係や発達の小さな変化に気づき、保護者とも向き合います。その仕事が軽く扱われれば、現場は少しずつ疲れていきます。そして、その疲れは、子どもへのかかわりの余裕にも影響します。
保護者にとっても無関係ではない
「幼稚園の先生の話だから、うちには関係ない」と思う人もいるかもしれません。しかし、先生が大切にされているかどうかは、子どもが安心して過ごせる環境に直結します。待遇が悪くなれば、先生を目指す人は減ります。経験のある先生が現場を離れれば、一人ひとりの子どもを見る余裕も失われます。国が教員の処遇改善に向かう中で、自治体が給与を下げる方向へ進むことは、本当に子どものためになるのでしょうか。先生の価値を下げて、子どもの未来を守ることはできるのか。大津市の問題は、私たちの社会が教育や保育をどう大切にするのかを問う問題でもあります。今こそ、保護者も自分ごととして考えたい問題です。
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