©RALLY PLUS
2026年シーズン、JAF全日本ラリー選手権第3戦「YUHO Rally 飛鳥 supported by トヨタユナイテッド奈良」の開幕前日となる5月7日(木)、ラリーの拠点となる奈良県天理市内にある天理市立西中学校でラリー特別授業が行われ、ラリー講義とともに校庭を舞台としたデモランで中学生たちがラリー競技を間近で体験した。
RALLY PLUS
トヨタユナイテッド奈良の主催によるラリー特別授業は、奈良県で全日本ラリー選手権イベントが復活した昨年から始まり、今回が2回目の開催。2時限目と3時限目の授業時間を使用して行われ、まずは全生徒471名が体育館に集まって座学を受けた。イベント進行は、トヨタユナイテッド奈良の児嶋順一さんが担当。2001〜02年の近畿ダートトライアル選手権のシリーズチャンピオンで、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに参戦するトヨタユナイテッド奈良CHAUPY Racing Teamの代表も務める児嶋さんは、ラリーと交通安全について講義を行い、中学生が実際に乗る自転車とヘルメットの安全性や信号のない横断歩道の危険性、思いやり運転の大切さなどを分かりやすく解説した。その後、TGR-WRJの眞貝知志監督が、ラリーのルールや面白さを分かりやすく解説したほか、ラリー飛鳥の見どころも紹介。さらに、JN-3クラスに展開される若手育成シリーズ、モリゾウチャレンジカップ(MCC)に参戦する平川真子(TGR-WRJ)、兼松由奈(TEAM KANEMATSU)、三枝聖弥(IMSF)の3名が講師となってオンボード動画やペースノートをスライドで紹介。ラリーを始めたきっかけや、夢に向かってチャレンジすることの大切さ、中学生の時に頑張っておいた方がいいことなどを生徒に向けて語った。選手たちに向けた質問コーナーでは生徒から勢いよく手が挙がり、活気溢れた座学授業になった。
RALLY PLUS
授業の後半は、全生徒が晴天の校庭に集まり、平川、兼松、三枝の3人によるデモランと同乗走行が行われた。同乗走行を経験した生徒はそれぞれが「楽しかった〜!」と口にして、「怖くなかった」「とにかくやばい!」「見たことないクルマの動き」と、ほとんどが初めてだというラリーマシンのデモランを見て目を輝かせていた。同乗走行を体験した15人に加え、旗を振り上げるスタートフラッグ体験もさらに15人が体験。最後はサプライズで西尾友子校長先生が同乗走行、石田哲也教頭先生がスタートフラッグを体験し、生徒を盛り上げた。
RALLY PLUS
日本各地で開催されるラリー特別授業では頻繁に講師を務め、天理市では昨年引き続き2回目の参加となる平川は「みんなキラキラした目でデモランを見てくれてうれしかったです。中学生はちょうど思春期という感じの子が多かったのですが、走行を終えるととびきりの笑顔を見せてくれました。週末はみんな応援に来てくれると思います」とコメント。昨年のハイランドマスターズ、今年の三河湾に次いで3回目の参加となる兼松は「今回は中学生なので、小学校の時よりもラリーというものを理解してもらえたし、部活もあると思うのでチームワークみたいなものを感じてもらえたと思います」と振り返った。特別授業の講師を務めるのは初めてという三枝は「デモラン走行は何度かしたことがあるのですが、学校のグラウンドでは初めてです。自分が中学生の頃を思い出しました。みんなが楽しんでくれたので、ラリー前に元気をもらえました」と語った。
RALLY PLUS
西尾校長は「昨年は天理市南中学校で特別授業があり、今年は私たちの西中学校が創立50周年ということもあって、記念行事のひとつとして行わせていただきました。テレビや資料で伝えるよりも、実際に校庭での走行を目にするのは音や匂いなど迫力が全然違うので、生徒たちの笑顔もたくさん見られました」とコメント。
児嶋さんは「モータースポーツという切り口で奈良を元気にする、地域の方との触れ合いを大切にすることを目的にこうした企画を実施しています。生徒たちが楽しんで、はしゃいでいる様子を見て本当に良かったなと思っています」と特別授業を振り返った。授業の最後には、全校生徒で記念写真を撮影し、たくさんの笑顔に包まれて特別授業が終了した。
RALLY PLUS
ラリーは5月8日(金)〜5月10日(日)、奈良県天理市の北大路乗降場を拠点として開催される。
