ニュージーランドの釣りは、広大な海だけが主役ではありません。
店内の半分近くを占める淡水コーナーには、年間10万人以上を熱狂させる「もうひとつの顔」が隠されていました。
こんにちは!リコです。
先日訪れたニュージーランド(NZ)の釣具店で、私はある「地図」を見つけました。
それは、宝石のように輝くルアーや芸術品のようなフライが並ぶ、奥深い渓流文化の世界です。
釣具店の棚は国を映す「地図」になる
釣具店って、その国の遊び方を映し出す地図のようなもの。
海用品だけを見ていると、NZは豪快なソルトフィッシングの国に見えますよね。
でも、一歩奥の淡水コーナーへ進むと、そこには静かな川の流れや、一歩ずつ歩いて魚を探す「歩く釣り」の楽しさが凝縮されています。
現在のNZでは、海のレジャー釣りには基本的にライセンス(許可証)は不要。
一方で、湖や川で釣りを楽しむには「Fish & Game New Zealand」という組織が発行するライセンスが必要だと法律で決まっています。
このライセンス料は、すべて魚の放流や川の環境保護に還元される仕組み。
つまり、この国では海の釣りと淡水の釣り、どちらも同じくらい本気で大切にされている「水辺の文化」なのです
輝く壁の正体は地元ブランドの誇り
まず目を奪われたのは、壁一面に吊るされたルアーのパッケージ。
写真にある「Black Magic(ブラックマジック)」は、NZを代表する超人気ブランド。
釣りをはじめたばかりの方でも扱いやすい「SPINMAX(スピンマックス)」というスピナーが並んでいます。
2026年現在の価格は約7.99ニュージーランドドル。日本円に換算すると、為替の影響もあり約750円前後。
このルアーは、トラウト(マス)やサーモンを狙うための大定番。
キラキラと光るブレードが水中で回転して魚を誘うのですが、そのカラーバリエーションの豊かさは圧巻です。
「Baby Brown(ベビーブラウン)」や「Gold Rush(ゴールドラッシュ)」など、現地の川にいる小魚や虫を模した色がズラリ。
宝石箱をひっくり返したような棚を眺めているだけでも、ワクワクが止まりません。
その隣にある「ENTICER(エンタイサー)」というスプーン型のルアーは約9.99ニュージーランドドル(約950円前後)。
こちらは少し重さがあり、広い湖や流れの速い川でも遠くまで飛ばせる設計。
これほどまでに選択肢が充実しているのは、誰もが手軽に渓流というフィールドに挑戦できる環境が整っているからですよね。
フライフィッシングの聖地が見せる本気
ルアーコーナーのすぐ横には、さらに驚きの光景が広がっています。
透明なケースに整然と並べられた、色とりどりの「毛針(フライ)」たち。
写真にある「Manic(マニック)」というブランドの製品。
NZは世界中の釣り人が憧れる「フライフィッシングの聖地」ですが、その一端がこの売り場にギュッと凝縮されています。
水面に浮かせて虫が落ちた様子を演出する「ドライフライ」や、川底に沈めて水生昆虫の幼虫を模す「ニンフ」。
その種類は数百を超え、どれを選べばいいか迷うほど。
でも、店員さんに「今、どの虫が飛んでる?」と聞くだけで、その日に最適な1個を教えてくれる文化がある。
この「教え合い、楽しみを共有する」という空気感が、NZの釣りをより豊かなものにしているのだと感じました。
未来の子供たちに繋ぐための「入漁料」
なぜ、これほどまでに淡水の道具が充実しているのか。
それは、NZの人々が川や湖を「自分たちの庭」のように愛し、守っているからに他なりません。
年間10万人以上がライセンスを購入し、その資金で川が綺麗に保たれ、魚が育つサイクルが出来上がっています。
「未来の子供たちも、同じように釣りができるように」
そんな願いが、この美しいルアーやフライの棚を支えている。そう思うと、手に取った小さなルアーひとつにも、重みと愛着が湧いてきますよね。
ただ魚を釣るだけでなく、環境の一部として遊びに参加する。
そんな大人の余裕が、このコーナーの魅力そのものかもしれません。
日本の川でも楽しめる「NZ流」の遊び方
このNZ流の「楽しみ方の幅」は、日本の川釣りでもそのまま活かせます。
日本の渓流といえば、どこか敷居が高くて難しいイメージがあるかもしれません。
でも、最初はNZの子供たちのように、リールがついた万能竿に「スピナー」をひとつ結ぶだけで十分。
たとえば、日本の釣具店でも手に入る500円から800円程度のスピナーを持って、足場の良い管理釣り場や河川敷へ。
高価なウエーダー(水に入るための長靴)を揃えなくても、まずはスニーカーで近づける場所から始めてみませんか。
最近では「ダイソー」などの100円ショップでも、トラウト用のルアーやスプーンが手に入る時代。
竿のセットと100均のルアーを合わせれば、総額5000円以内でも、本格的な川遊びの扉は開きます。
帰り道に覗きたくなる「もうひとつの扉」
海釣りの開放感も素晴らしいですが、木漏れ日の中で冷たい川の水を感じながら、キラキラ光るルアーを投げる。
そんな渓流釣りの世界も、実は私たちのすぐ隣に広がっています。
NZの釣具店が海用品と淡水用品を隣り合わせに並べているのは、どちらも同じ「自然との対話」だから。
もし今度釣具店へ行く機会があれば、ぜひ「淡水コーナー」も覗いてみてください。
そこには、まだあなたが知らない新しい休日の過ごし方が、キラリと光って待っているかもしれません。
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次回も、日常がちょっと豊かになる釣りのヒントをお届けしますので、お楽しみに!
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出典元:外部リンク
Fish & Game New Zealand (2024). Annual Report and Freshwater Fishing Culture.
https://fishandgame.org.nz/
