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イランとの交渉が難航する中、アメリカのトランプ大統領が再びヨーロッパの姿勢を批判し、圧力を強めています。ヨーロッパでは、フランスが「一日兵役」と呼ぶ軍事訓練を強化するなど自衛の動きが加速しています。
【写真を見る】「さあ、中東で危機だ!」より実践的なフランスの“一日兵役”
■トランプ氏「『プロジェクト・フリーダム』を開始する」 商船2隻が海峡を通過
トランプ大統領(3日のSNSより)
「『プロジェクト・フリーダム』を中東時間の月曜朝に開始する」
アメリカのトランプ大統領は、ホルムズ海峡で足止めされている船舶を安全に誘導し、海峡を通過させるための措置を始めると発表しました。
これを受けアメリカ中央軍は、「第一弾として、アメリカ船籍の2隻の商船がホルムズ海峡を無事に通過した」とSNSで明らかにしました。
一方、イランの軍事精鋭部隊・革命防衛隊に近い「ファルス通信」は4日、ホルムズ海峡を通航しようとしたアメリカ海軍のフリゲート艦がイランの警告を無視して航行し、ミサイル2発を受けて引き返したと報じました。
一方、アメリカ軍はこれを否定しています。
このホルムズ海峡をめぐっては、アメリカとヨーロッパとの間でも、亀裂が表面化しています。
■トランプ氏は非協力的な姿勢の欧州を非難
イラン情勢をめぐり、「アメリカには明らかに戦略がない」とアメリカを非難したのはドイツのメルツ首相。
これに強く反発したトランプ氏はその後、ドイツに駐留するアメリカ軍を「5000人以上削減する」との考えを示しました。
さらに、スペインやイタリアに対しても、トランプ大統領は「イタリアは我々にとって何の助けにもなっていないし、スペインはひどい」と、イラン攻撃をめぐる非協力的な姿勢を非難。スペイン・イタリアに駐留する部隊の削減を検討する考えを明らかにしています。
安全保障環境が揺らぐ中、核保有国・フランスは3月に衝撃の発表をしました。
フランス マクロン大統領(3月)
「核弾頭の保有数を増やすよう指示した」
冷戦以降、ほぼ半減させていた「核弾頭」を増強する、としたのです。ヨーロッパの核抑止力を高める狙いがあります。
