富士山の日本画に挑戦 県水墨美術館 東京芸大教授が手ほどき

高島圭史教授(右)から日本画を習う参加者ら=富山市の県水墨美術館で

 富山市五福の県水墨美術館で4日、専門家から直接日本画の描き方を学べるワークショップがあり、20人が富士山を題材に日本画に挑戦した。

 ワークショップは、4月29日に同館で始まった、茨城県近代美術館の日本画コレクションを展示する企画展「日本画とらべる」の記念イベントの一つ。講師には企画展に出品し、過去に富山大で教えたこともある東京芸術大美術学部の高島圭史教授を招いた。

 高島教授は色の作り方から実演。白色顔料となる貝を砕いた胡粉(ごふん)とにかわ液を混ぜて団子状にする様子を参加者らは興味深そうに見つめた。その後は日本画の巨匠横山大観が描いた富士山と、高島教授が大観をイメージして描いた立山、剣岳を見本に参加者は雲海に浮かぶ富士山に挑戦した。

 普段は色鉛筆や水彩で絵を描くという富山市の岩崎真砂子さん(70)は「日本画を描くのは初めて。絵の具づくりからすごく大変だと分かった一方で、身近にも感じることができた。いつかまた挑戦したい」と話した。(飯塚大輝)

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