マーク・カーニー首相は4月23日、カナダの各州で行われているアメリカ産酒類の販売禁止措置について、アメリカが鉄鋼、自動車、木材などの森林製品などカナダの主要産業への関税措置を緩和すれば、迅速に解除される可能性があると述べた。
昨年、アメリカのドナルド・トランプ大統領がカナダへの関税を発表したあと、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州をはじめ全ての州がアメリカ産酒類を販売禁止に。現在も、アルバータ州とサスカチュワン州以外の州で禁止措置が続いている。
アメリカでは4月22日にジェイミソン・グリア通商代表が、酒類ボイコットが続けばカナダに報復措置を取る可能性があることを示唆した。
これに対しカーニー首相は、貿易の障害要因は鉄鋼とアルミへの50%関税、自動車への25%関税、森林製品へのあらゆる関税であり、これらは貿易協定違反だと反発。高率の関税によって各州経済が打撃を受けるなか、アメリカ産酒類の販売禁止について譲歩することはないと述べた。
BC州やオンタリオ州も連邦政府に同調している。BC州ラヴィ・カーロン雇用・経済成長大臣は「カナダ、特にBC州に多大な悪影響を与えている不当な関税に進展は見られないどころか、メディアや公の場での発言で繰り返し侮辱されている」とし、現時点で禁止措置を変更する理由はないと述べている。
(記事 高城玲)
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