誰もが安全ではない時代が来た。過激なカスタムで知られるドイツのチューナー「マンソリー」の魔の手が、ついに中国製SUVにも伸びたのだ。ターゲットとなったのは、吉利汽車傘下の高級ブランド「ジーカー(Zeekr)」が誇る最新フラッグシップPHEV「ジーカー 9X」。メルセデス・ベンツ GLSを凌ぐ巨体に、ロールス・ロイス カリナンのような観音開きドアを強引に組み合わせた衝撃のルックス。1381psを発揮する規格外のパワートレインはそのままに、内外装をやりすぎなまでに「マンソリー化」した1台の実力と狂気を、英国トップギアがユーモアたっぷりにレポートする。
皆さん、外では気をつけてほしい。なぜなら、明らかに誰も安全ではないからだ。そう、あなたの車も、文字通りいつでも「マンソリー化(Mansor-ified)」されてしまう可能性がある。上の画像(あの物体)を見てみてほしい。
あれはかつて、ジーカー(Zeekr:中国の巨大企業である吉利汽車=ジーリーが展開するプレミアムEV・PHEVブランド) 9Xだった車だ。これは同社の最新フラッグシップモデルであり、巨大なメルセデス ベンツ GLSよりもさらに大きく、そのデザインにはロールス ロイス カリナンとレンジローバーを掛け合わせたような雰囲気が多分に漂っている。
マンソリー(ドイツの高級車専門の過激なチューナー)が「洗練」させた今となっては、あれが一体何なのか、私たちにも実際のところよくわからない。いつものように大量のカーボンファイバーが奢られ、2つのリアスポイラー、分厚いディフューザー、新しいボンネット、ワイドアーチ(オーバーフェンダー)、スーパーカー仕様のサイドスカート、さらには後ろヒンジのコーチドア(ロールス ロイスなどでおなじみの観音開きドア。スーサイドドア)まで備わっている。もしかしてマンソリーは、工場でドアの取り付けを間違えられたカリナンを改造していると勘違いしたのだろうか?
2種類の異なるボディカラーとむき出しのカーボンが使われているため、外観は到底「控えめ」とは言えない。しかし一歩車内に足を踏み入れると、「考えうるあらゆるパーツ」を覆い尽くす最も鮮やかなホワイトレザーのせいで、さらに目に突き刺さるような衝撃(assault
on the eyes)を受ける。
とはいえ、あの鍛造アルミホイールは気に入ったと言わざるを得ない。24インチものサイズにする必要はまったくないのだが、どうやら新デザインらしく、実際とても素晴らしく見える。
マンソリーが手つかずのまま残した唯一のものが、この巨大なジーカーのパワートレインだ。すでに2.0リッターのガソリンエンジンと3基の電気モーターを組み合わせ、合計1,362bhp(約1,381ps)を叩き出すプラグインハイブリッド(PHEV)のセットアップが搭載されていることを考えれば、おそらくそれがベストだろう。標準モデルでさえ0-100km/h加速にわずか3.1秒しかかからないと言われているが、新しく装備されたフラップ制御付きのマンソリー製エキゾーストのおかげで、あの、えーと……直列4気筒ターボエンジン(four-pot)の音は、よりよく聞こえるようになるだろう。
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