
2020年10月1日、東京証券取引所で撮影。REUTERS/Issei Kato
[東京 30日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続落が見込まれている。国内の休場中に原油価格が急上昇し、警戒した売りが先行しそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)は金利を据え置いたが意見が割れたほか、インフレ懸念の高まりを示唆しており、タカ派寄りとの解釈が投資家心理の重しになりそうだ。ドル/円が160円台に上昇したことは、為替介入への警戒感を促しやすいとみられている。
日経平均の予想レンジは5万8500円─5万9300円。
休場明けの東京市場は連休の谷間でもあり、手掛けにくさが意識されそうだ。シカゴ日経平均先物は直近の現物終値に比べ約1000円安い水準に下落しており、先物の売り主導で始まるとみられる。
米標準油種WTI先物は106ドル、北海ブレント先物は118ドルに上昇している。原油価格の上昇がインフレ圧力を高めるとの懸念が株価の逆風になりやすい。
FOMCでは金利据え置きを決めたが賛成8、反対4と、1992年10月6日以来、最も大きく意見が割れた。市場では「まとまりがない結果、年内利下げはなくなった印象を与える」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との受け止めが聞かれる。
FOMC声明では「インフレ率は世界的なエネルギー価格の最近の上昇を部分的に反映して高止まりしている」と、前回声明から、インフレ懸念に一段踏み込んだ。原油価格が上昇する中、FOMC前からドル/円は160円前半に上昇しており、政府・日銀による為替介入への警戒感がくすぶる。
一方、日本株は「AI関連への期待はまだしっかり残っており、海外勢が買っている様子がある」(大塚氏)ともみられている。売りが一巡した後、下げをどれほど縮められるかが焦点になりそうだ。
きょうは国内で3月鉱工業生産速報などの発表がある。企業決算は東京エレクトロン(8035.T), opens new tabやTOTO(5332.T), opens new tabなどが発表する。海外では欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表があるほか、米1ー3月国内総生産(GDP)速報値、米3月個人所得・消費支出などの発表がある。企業決算は米アップル(AAPL.O), opens new tabや韓国サムスン電子(005930.KS), opens new tabなどが発表する。
前日の米株式市場は値動きが荒い中、まちまちで取引を終えた。原油価格の急騰や米連邦準備理事会(FRB)の金利決定、引け後に発表された大手ハイテク4社の決算をにらむ動きとなった。
人工知能(AI)関連の大型ハイテク株「マグニフィセント・セブン」のうち、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tab、アルファベット(GOOGL.O), opens new tab、メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tab、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabの4社が引け後に四半期決算を発表。時間外取引でアルファベットは3%超上昇した一方、アマゾンとマイクロソフトは3%超下落、メタは6%超値下がりした。
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