2日、香港01は、米国とイスラエルによるイランへの合同軍事攻撃を受け、国際金価格が急騰し、中国有数の金・宝飾品集散地である広東省深セン市の水貝市場で一部店舗が一時休業に追い込まれていると報じた。

2026年3月2日、香港メディア・香港01は、米国とイスラエルによるイランへの合同軍事攻撃を受け、国際金価格が急騰し、中国有数の金・宝飾品集散地である広東省深セン市の水貝市場で一部店舗が一時休業に追い込まれていると報じた。

記事は、米国とイスラエルの連合によるイラン攻撃で世界的にリスク回避の動きが一気に強まり、国際金価格が一時1オンス当たり5400ドル(約85万円)を突破したと紹介。安全資産としての金への資金流入が加速し、中国国内の金市場にも激震が走ったと伝えた。

その上で、中国における金・宝飾品取引の「風向計」とされる水貝市場で、1日に1グラム当たり約1240元(約2万8500円)だった金飾品の価格が、翌2日には1352元(約3万1100円)と1日で112元(約2600円)上昇したと報じた。

また、水貝で約10年にわたり金飾品ビジネスを営む鍾(ジョン)マネージャーの話として、原料の金・銀にはすでにプレミアム価格がつき、原料供給業者の多くが高値で仕入れた在庫を抱えているため出荷を渋っている状況を紹介。「現在、原料の入手が非常に難しい」との声を伝えた。

さらに、仕入れ困難を懸念して一時閉店を選ぶ店舗がある一方、この2日間で売上高が前週末比30%超の増加を記録した店舗もあるなど、市場では明暗が交錯していると紹介している。

記事はこのほか、一部の消費者が手持ちの金を現金化する動きを見せる中、古い装飾品を持ち込んで新しいデザインに交換する「換新」を選ぶ人も増えていることに触れ、金価格の先行きが読めない中、「金の保有を続けながら、新しいデザインも楽しめる」という実利的な判断が広がっていると伝えた。(編集・翻訳/川尻)