
株式会社日立製作所(以下、日立)は、3月23日(月)~26日(木)に、オランダ・アムステルダムで開催される「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」(以下、本イベント)にて、AI時代に求められるセキュリティや、基幹業務に対応したクラウドネイティブ技術に関する最新の取り組みについて講演します。本イベントはクラウドネイティブ技術の開発や普及をグローバルにリードしている非営利団体Cloud Native Computing Foundation(以下、CNCF)が主催するフラッグシップカンファレンスです。クラウドネイティブ技術者やユーザー企業が一堂に会する本イベントにおいて、世界中から寄せられた多数の応募の中から、日立は日本企業で最多となる3講演が採択*¹されました。
日立の講演では、AI活用の基盤技術として進化するクラウドネイティブ技術の中でも、企業にとって重要なセキュリティや基幹業務に適したトランザクション処理、仮想マシンとコンテナの統合運用からの移行といった最新のOSS技術の適用例について紹介します。また、併設イベントである「KeycloakCon Europe」(3月23日(月)開催)では、クラウドセキュリティで重要なOSSであるKeycloakやAIエージェントと外部システムを安全かつ標準的に接続するためのModel Context Protocol (以下、MCP)*2の最新技術について紹介します。
日立はCNCFの参画メンバーとして、Governing Board*3やTAG Security and ComplianceのTech Lead*4を輩出し、CNCFの運営に携わるとともに、OSS普及活動や機能開発に貢献しています。特にKeycloakにおいてはメンテナとして主要な機能の開発に携わっています。日立のCNCF活動の詳細は下記をご参照ください。
・日立のクラウドCloud Native Computing Foundation(CNCF)の活動
https://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/articles/cncf/?ni=260225
*1 CNCFのKubeCon + CloudNativeCon Europe 2025 Transparency Reportによると、同イベントでの講演採択率は11%
(応募総数:2947 採択数:325)
*2 LLMアプリと外部のデータソースやツールを標準的に接続するためのオープンプロトコル
*3 お知らせ “日立のHead of OSPOがCloud Native Computing FoundationのGoverning Boardメンバーに就任”(2025年2月28日)
*4 お知らせ “日立の社員が Cloud Native Computing Foundation のTAG Security and Compliance の Tech Lead に初期メンバーとして就任”(2025年8月7日)
■KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026での日立の講演
<日時>26日(木)11:00~
<講演種別・タイトル・概要>
講演種別:Security
SPIFFE Meets OAuth: Federated Identity for Cloud Native Workloads
AI活用が進むクラウドネイティブ環境において重要性を増している、SPIFFE*5による認証とOAuth*6による認可を組み合わせたフェデレーテッド・アイデンティティの実装パターンを示し、複数のドメインにまたがるクラウドネイティブ環境における安全な認証と認可の実装方法について解説。
<日立の登壇者>
Tech Lead of “TAG Security and Compliance“
<日時>26日(木)11:00~
<講演種別・タイトル・概要>
講演種別:Data Processing + Storage
Beyond Stateless: Distributed Transactions with Autoscaling and Consistency on Kubernetes
金融取引などで重要なデータ更新の整合性確保とKubernetes*7上での自動スケーリング*8を両立するための分散トランザクション手法を、実例をもとに紹介。トランザクションモニターと自動スケーリングを統合することで、過去の状態を保持しないステートレスなアプリケーションでも、ACID特性*9を維持しながら、効率的なリソース確保が可能となるアーキテクチャを解説。
<日立の登壇者>
<日時>26日(木)12:25~
<講演種別・タイトル・概要>
講演種別:Solutions Showcase, Cloud Native Theater
Cloud Native Theater | KubeVirt Summit: Achieving 10× Faster VM Migration to KubeVirt with Storage Offload in Forklift
大規模な本番環境の仮想マシン(VM)をVMware環境からKubeVirt*10へ移行するオープンソースツールキットForkliftの拡張機能であるストレージオフロード加速機能によって、従来比最大10倍の高速なVM移行を実現する手法について解説。
<日立の登壇者>
*5 SPIFFE (Secure Production Identity Framework For Everyone):クラウドネイティブ環境やマイクロサービスアーキテクチャにおけるワークロード間認証(Authentication)フレームワーク
*6 OAuth (Open Authorization):パスワードなどの機密情報を共有せずに、クライアントがリソースにアクセスするための認可(Authorization)フレームワーク
*7 コンテナ化されたアプリケーションのデプロイ・スケーリング・運用管理を自動化するオープンソースのコンテナオーケストレーション基盤
*8 アプリケーションやサービスの負荷変動に応じて、自動的にリソースを増減させる仕組み
*9 A (Atomicity)、C (Consistency)、I (Isolation)、D (Durability)といった、データベーストランザクションの信頼性と整合性を保証するための4つの特性
*10 Kubernetes上で仮想マシン(VM)を管理・実行するためのOSSプロジェクト
■KeycloakCon Europe(併設イベント)での日立グループの講演
<日時>23日(月)10:40~
<講演種別・タイトル・概要>
講演種別:KeycloakCon, Keycloak and AI
Model Context Protocol(MCP) Authorization for Enterprise Use Case With Keycloak
エンタープライズ向けAIエージェントのデータ活用において、データアクセス制御の一元管理によるガバナンスの強化を実現するMCP認可の適用方法を解説。また、Keycloak を使った認可の実装方法を紹介。
<登壇者>
<日時>23日(月)10:15~
<講演種別・タイトル・概要>
講演種別:KeycloakCon
Sponsored Keynote: Building the Future of AI‑Ready Identity with Keycloak
日立はKeycloakを、金融、公共、産業、社会インフラなどの分野で活用し、OAuthやOpenID Connectの標準化に貢献するほか、最近ではMCPの標準化にも参画。本基調講演では、これまでの貢献の歴史を振り返るとともに、新たに台頭しているAgentic AI分野における最新のユースケースを紹介
<登壇者>
・開催日・場所:2026年3月23日(月)~26日(木)@オランダ・アムステルダム
・主 催:Cloud Native Computing Foundation
・イベント詳細:https://events.linuxfoundation.org/kubecon-cloudnativecon-europe/
・併設イベント:KeycloakCon Europe (3月23日(月))
https://events.linuxfoundation.org/kubecon-cloudnativecon-europe/co-located-events/keycloakcon/
・日立のクラウドCloud Native Computing Foundation(CNCF)の活動
https://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/articles/cncf/?ni=260225
・日立OSPO ホームページ
https://www.hitachi.co.jp/products/it/oss/ospo/?ni=260225
・記載の組織名、製品名などは、それぞれの組織の登録商標もしくは商標です。
株式会社日立製作所 AI&ソフトウェアサービスビジネスユニット
お問い合わせフォーム:https://www.hitachi.co.jp/it-pf/inq/NR/