衆院選の候補が、選挙戦初日に何をどう訴えたのか分析しました。1回目は前職と新人、あわせて5人が立候補した「岩手1区」です
盛岡市など3つの市と町がエリアの岩手1区には、届け出順に中道改革連合の前職、階猛候補59歳、自民党の新人、米内紘正候補38歳、共産党の新人、吉田恭子候補44歳、参政党の新人、佐々木大成候補47歳、無所属の新人、小笠原勇治候補62歳の5人が立候補しました。
■階候補
「政治が金で買われる、政策が金でゆがむ、これをなくしていきます。すでに私は、自ら実行しております」
階猛候補は、6分50秒の演説のうち政治活動への思いが4割をしめたほか、経済対策や、新たに立ち上がった中道改革連合で責任ある政治を取り戻すと訴えました。
階猛候補
「日本の財政は今、火の車。金利もどんどん、国債が買われなくて上昇しております。株は上がっているけれども、これもいつまで続くかわからない。私はこうした刹那的な経済ではなくて、持続可能な経済、そして金融・ 財政を取り戻し、そして将来の世代に安心して過ごせる日本を残していきたい と思います」
■米内候補
「あまりにも東京に税収が集中しすぎている、「超過財源」だ、だからそれを しっかりと是正していかなければいけない、分配していかなければいけない」
米内紘正候補は、18分の演説のうち、地方と東京の格差是正について半分近く時間を割いたほか、食料安全保障や防衛、人口減少対策について訴えました。
米内紘正候補
「住民サービスが、どんどん削られているのを体感していると思います。子育て支援も削減。高齢者の足となる公共交通機関、 これも削減。東京都は今年も夏の期間は水道料金が4か月間無償化です。 同じ国なんだろうかと思わざるを得ないぐらい、格差が広がっています。私は何としても、これを変えにいきたい」
■吉田候補
「物価高騰が止まりません。そのもとで今必要なのは、賃金を大きく引き上げていくこと、年金を引き上げていくこと」
吉田恭子候補は9分5秒の演説のうち、消費税の減税や賃上げにおよそ30%、突然の解散総選挙について15%の時間を割き、このほか社会保障などについても訴えました。
吉田恭子候補
「消費税5パーセント減税には、約16兆円と言われています。大企業にこれまで行われてきた減税を元に戻せば11兆円、そしていま本当に勢いで行われている軍事費の増額。これを正していけば、消費税を5パーセントに減税することはできるんです。このことを皆さんに訴え抜きたいと思います」
■佐々木候補
「失われた30年をこの選挙で変えるターニングポイントに、私はしていきたいと思っている」
佐々木大成候補は1分30秒の演説のうち5割以上を、失われた30年を今回の選挙で取り返すという「政治への思い」にあてたほか、国際情勢についても3割ほどをさきました。
佐々木大成候補
「国家の運営システムが古くなって、企業団体献金に代表されるような特定の組織を向いている政治のために、大多数の国民の民意が歪められてきたと思っています。失われた30年をストップさせて40年にしないために、岩手から精一杯頑張っていく所存です」
■小笠原候補
「国民が票を入れてない人が総理大臣になって良いか、そこです」
小笠原勇治候補は6分25秒の演説のうち、国民が直接、総理大臣を選べる制度が必要であるという「政治への思い」についておよそ4割、また独自の住宅政策についてもおよそ3割の時間を割きました。
小笠原勇治候補
「何をしたくて解散するのか全くわからない、大儀なんてなくてもいい、何をしたいかというのがわかればいい。国民は何を判断して入れるか、ひとつの方向を示すところで自分が投票していない人を総理大臣にしていいのかどうか、これを強く訴えたい」
次回は岩手2区に立候補している国民民主党の新人、佐々木真琴候補と、自民党の前職、鈴木俊一候補の訴えを分析します。
