踊り手 一人一人輝く 歌劇座で24、25日公演 県内5教室とOEKなど

ダンサーたちに振付する三野洋祐さん(右)=金沢市内で

 地元ダンサーとオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)がコラボレーションする「ステージアートの世界」が24、25の両日、金沢市下本多町の金沢歌劇座で開かれる。25日には「光」と題して能登半島地震からの復興への願いを込めて、小学生からベテランまで50人近くが踊る。(沢井秀和)

 このシリーズは、県音楽文化振興事業団が4年前から隔年で開催。カナダを拠点に活動する三野洋祐さん(45)=野々市市出身=が監修・振付をする。

 「踊り手一人一人が輝けば、大きな光になる。光は過去から今につながれ、進み続ける。作曲家から、各スタジオの先生から、光を受け継ぎ、前に進みたい。能登の復興のために何かを感じてほしい」。三野さんは、舞台「光」にかける思いをそう語る。

 「光」では、ヘンデルの「ハレルヤ」「私を泣かせてください」、シューベルトの「アヴェ・マリア」などがOEKによって奏でられる。県内の5スタジオに所属するダンサーらが教室の枠、クラシック、現代のジャンルを超えて表現する。ダンサーは7、8月にレッスンを重ね、一つのチームのよう。三野さんが小中学生らにも声を出しやすいムードをつくってきた。

 ゲストとして、国際大会で上位入賞を果たし、Kバレエ団で踊る山本雅也さん(能美市出身)をはじめ、岩井優花さん、浅井杏里さん(金沢市出身)、巻孝明さん(能美市出身)ら第一線で活躍するダンサーも舞台に立つ。出演者を指導した一人、金丸明子さんは「石川でバレエを学んだ人たちがプロになって一緒にできる日が来るとは…。感無量」と話している。

 出演する能美市寺井中2年の久原詩穂子(くはらしほこ)さん(14)は「いつものメンバーと違う人と踊ったり、違う振付で演じたりするのは楽しい」と笑顔を見せる。

 25日は歌劇「カルメン」も上演され、武元賀寿子さん(七尾市出身)、北井千都代さんが鳥木弥生さん(同)の歌で演じる。24日は「くるみ割り人形」が上演される。

 24、25の両日とも午後6時半に開演。入場料は2公演セット(S席)1万円。1公演当たりは3千円から。チケットは県立音楽堂チケットボックス=電076(232)8632=で扱っている。

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