今年は食料品や日用品、燃料価格など、あらゆるものが値上がりしました。
こうした物価高は客にとっても店にとっても、暗い影を落としています。
クリスマスを前に、物価高の今を取材しました。

アーモンド洋菓子店 渡辺蒐 店主
「いろいろ材料価格が上がりすぎて、大変ー」
物価高を嘆くのは、山梨県甲府市徳行にある「アーモンド洋菓子店」の渡辺蒐店主(83)です。
この時期の洋菓子店の目玉商品は、何と言っても、クリスマスケーキ。
しかし、去年と同時期に比べ、卵が3割、チョコレートが2割と、ほとんどの食材が値上がりしています。


さらに…
アーモンド洋菓子店 渡辺蒐 店主
「イチゴが今年は不作で、高くて困っている。夏の異常な暑さで、30%くらい高騰している」
今月公表された甲府市の消費者物価指数は、前年より3%高い112.4で、44か月、4年近く連続で上昇しています。
特に食料品の値上がり幅が大きく、前の年より6%以上高くなりました。

こうした物価高は材料の高騰だけでなく、ケーキを買い求める客にも影響を与えています。
予約客は
「年金暮らしには、大変ですね、(価格の維持は)非常に感謝している」
店は利益を圧縮する形で、3年前から値上げしていませんが、購入するケーキのサイズを普段より小さくして、出費を抑える客が目立つといいます。

渡辺店主は年齢や物価高の状況を踏まえ、店を続けるのは難しいとしています。
アーモンド洋菓子店 渡辺蒐 店主
「利益はよその店よりも少ないと思う。来年、閉店する予定なので、精いっぱい努力して頑張りたい」
客にとっても店にとっても、厳しい物価高。
適切な支援が必要かもしれません。

