冬が旬の海の味覚といえばカキですが、福岡市のカキ小屋では、ある異変が起きています。

福岡市西区にある「唐泊(からとまり)恵比須かき小屋」では15日、焼きたての旬の味覚に舌鼓を打つ人たちの姿がありました。

■訪れた人
「オッケー。焼いてふわふわしている。」
「おいしかったです。ジューシー。」

ところが。

■中村アナウンサー
「冬の味覚のカキですが、この辺りで養殖されたカキは今、ある異変が起きています。」

漁協によりますと、通常、客に提供してきたマガキが、ことしは7割ほど死んでしまったといいます。そのため、カキ小屋のオープンも当初の11月1日から12月6日に大幅に遅らせました。

マガキが死んだ原因については、夏場の海水温の高さや水の中の栄養が少なかったことが影響している可能性がありますが、詳しいことは分かっていません。

カキが死滅する被害はことし、広島県などでも出ていて、農林水産省はカキの事業者に対し融資や補助などの対策を打ち出しています。

ただ、唐泊は条件が合うかが分からず、支援を受けられるかは不透明だといいます。

■福岡市漁協 唐泊支所・山崎賞二 支所長
「こちらが香港・シンガポールに輸出している、エビス プレミアム オイスターです。」

この地域では、ブランドのカキについては生育に問題がなかったため、マガキの2倍以上の価格で客に提供し、なんとか経営を続けています。

来年以降も経営が続けられるよう、養殖するカキの割合の変更を検討しているということです。

■山崎 支所長
「水揚げや来年またカキ養殖できる準備のところで支援していただければと思います。安定的に養殖ができるようになればと思っています。」

旬の味覚に影響を及ぼしたとみられる夏の暑さや大雨。生産者の努力にも思いをはせて大切に味わってみてはいかがでしょうか。

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