2027年ウクライナEU加盟検討 米和平案で

英ロンドンの首相官邸で会談したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(左から)、英国のキア・スターマー首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相(2025年12月8日撮影)。(c)Adrian DENNIS / POOL / AFP

【AFP=時事】ロシアのウクライナ侵攻終結に向けた米国主導の和平交渉で、ウクライナが早ければ2027年1月に欧州連合に加盟する案が検討されている。交渉に詳しい高官が12日、AFPに語った。

EUの加盟には通常かなりの年数が必要とされ、加盟27か国の合意が条件。ハンガリーなどは、ウクライナのEU加盟に反対している。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日、米国はウクライナの加盟に反対する指導者たちの立場を変える影響力があると強調した。

「米国は、我々の欧州連合への道を解放するための措置を講じることができる」と記者団に語り、「米国大統領にはさまざまな影響力の手段があり、現在ウクライナを妨げている人々に影響を与えるだろう」と述べた。

ウクライナは、2014年の紛争で親ロシア派の政権が倒れて以来、EU加盟に向けて改革を進めてきた。

一方、米国の和平案には、EU加盟等の見返りに、ウクライナがロシアに領土を割譲することが含まれているという。

「それは明記されているが、交渉の問題だ。アメリカはそれを支持している」と高官は匿名を条件に語った。

ゼレンスキー氏は、一貫して領土の割譲に反対しており、11日には、領土問題の妥協案は国民投票によって決定されるべきだと述べた。

ゼレンスキー氏は15日にドイツの首都ベルリンを訪問し、フリードリヒ・メルツ首相や英国のキア・スターマー首相を含むEUや北大西洋条約機構の指導者と会談する。
【翻訳編集】AFPBB News