ロアッソ熊本は10日、熊本市東区のえがお健康スタジアムで来季からチームの指揮をとる片野坂知宏監督の就任会見を行い、織田秀和GMと片野坂新監督が出席して就任の経緯やチームづくりで目指すものなどについて語った。

 

織田秀和GM

 皆さんこんにちは。本日お忙しい中、片野坂知宏氏の就任会見にお越しいただきありがとうございます。この度、片野坂知宏さんにロアッソ熊本の監督に就任いただくお返事をいただき、私自身が大変、心強く思っております。

 片野坂さんを招聘した理由は2つありまして、ひとつは大分トリニータで2回、そしてガンバ大阪で1回、監督を務められました。そういう意味で、監督としての経験値があると評価しております。特に1回目の大分トリニータの監督を務められた時はJ3からJ2、J1へ昇格しており、 J3の戦いもよくご存知ですし、 J2 、J1に上がっていくためには何が必要かということを、しっかりご自身で体験されている強みがあるのではないかと思っています。

 もうひとつの理由ですが、直近はご本人曰く、「自分の思い通りのサッカースタイルを表現できなかった」ということを申されておりましたが、もともとは、やはりボールをしっかり握って、ボールをしっかり動かして攻撃をしていくという、そういうサッカースタイルを標榜されておりまして、「ロアッソ熊本の監督になるのであれば、ぜひそれを体現したい」という言葉をもらいました。攻撃も守備も、自分たちで主導権を持ってプレーするという我々のクラブのフットボールフィロソフィに合致した監督ではないかなと考えております。

 これはプラスアルファになりますが、大分トリニータの監督としてロアッソ熊本と対戦しておりますし、ロアッソ熊本のこともかなり研究されたと思います。そういう意味ではロアッソ熊本の強みや課題を客観的に評価されているんじゃないかと思います。その評価を、いい方にロアッソ熊本で活かしていただければなと思います。

 我々、残念ながら J3に降格してしまいましたが、そこから J2に早急に戻ることが大きな目標であることは間違いありません。そのために片野坂監督には力を尽くしていただきたいですし、そしてそれと同時に、これもまた難しい課題ではありますが、我々のクラブはやっぱり、選手をしっかり育てながら勝つ、勝利と育成を両立させることに取り組んでいます。その辺をご理解いただいた上で就任いただけたと思います。片野坂監督にはぜひ頑張っていただきたいですし、我々もしっかりサポートしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

片野坂知宏新監督

 皆さんこんにちは。はじめまして。来シーズンよりロアッソ熊本の監督に就任いたしました片野坂です。今日はお忙しい中、記者会見に来ていただきありがとうございます。まずは初めに、ロアッソ熊本の藤本社長、そして織田GM、そしてロアッソ熊本のスタッフの皆さん、今回、ロアッソ熊本の監督として受け入れていただき、そしてまた評価をしていただき、監督としてのチャンスをいただいたこと、本当にこの場を借りて感謝いたします。藤本社長と織田GMがいなければ、私は監督のチャンスがなかったと感じています。そして、いただいたこのチャンスをロアッソ熊本のため、そしてロアッソ熊本をサポートをしていただいているサポーター、パートナー企業の方々、行政の方々、ロアッソ熊本に関わるすべての皆様に結果としてしっかりと恩返しができるように、そういう期待に応えられるフットボールを、このえがお健康スタジアムで来シーズンよりしっかりと表現していきたいと思います。

 私がロアッソ熊本の監督として決断した理由は、まずは今言ったように織田GMと藤本社長の話から、私に対する期待をすごく感じました。そうした評価をしていただいたことが大きかったところと、あとは皆さんご承知の通り、ロアッソ熊本がどのようなフットボールをしているかというもの、それが、私が今後表現したい、そして志向しているフットボールと非常に近いものがあったこと。この2点から、ロアッソ熊本の監督を引き受けようという決断に至りました。

 ただ、ロアッソ熊本はこれまで大木前監督が6年間、指揮を執られて、非常に素晴らしいフットボールをされてきました。このフットボールを私自身もすごく素晴らしいと思いますし、継続していける部分と、それだけでは足りないところをしっかりと課題として捉えて、私が監督に就任した中で良い結果につなげられるように、そしてもっともっと、見ている方、応援していただいている方々に、「やっぱりロアッソ熊本のフットボールは楽しい、面白い」と思っていただけるように、しっかり来シーズン、スタートから選手とともに、そしてロアッソ熊本に関わる皆さんと共に、良い成果を上げられるように精進して、期待に応えられるように頑張っていきたいと思います。

 

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