2025年11月6日 16:36

10月28日 奈良地裁
奈良市で安倍晋三元首相を銃撃し殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)の裁判員裁判で、奈良地裁では6日、押収された銃を鑑定した警察職員の証人尋問が行われました。警察職員は、銃の再現実験の結果、「弾丸は全てにおいて発射可能で、人畜を殺傷する能力があった」と証言しました。
無職の山上徹也被告は2022年7月、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で選挙の応援演説中だった安倍晋三元首相を手製のパイプ銃で撃ち殺害した罪のほか、前日に奈良市にある旧統一教会の関連施設が入る建物を銃撃した罪などに問われています。
10月28日に行われた初公判で、山上被告は「全て事実です。私がしたことに間違いありません」と話す一方、弁護側は銃刀法上の「発射罪」などの成否について争う姿勢を示しています。また裁判では、母親の旧統一教会へ多額の献金が事件に与えた影響などが大きな争点になっています。
■再現実験で弾丸の速さは『時速720キロ』前後
6日午後に開かれた第6回公判では、押収された銃を鑑定した奈良県警科学捜査研究所の職員が出廷して証人尋問が行われました。
この職員の証言によりますと、山上被告から説明を受けて銃や火薬などを再現して発射実験を行った結果、事件で使われたパイプ銃と自宅などから押収された7丁の銃について、50センチ間隔で置いた厚さ4ミリのベニヤ板4枚を弾丸が貫通。弾丸の速さは秒速200メートル前後で、時速に換算すると720キロ前後に達したということです。
職員は「弾丸は全てにおいて発射可能で、いずれも人畜を殺傷する能力を有する」と法廷で証言しました。
最終更新日:2025年11月6日 16:36
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