クマの目撃情報が山梨県内でも相次いでいて、4日も新たに2件の目撃情報が寄せられました。
連休からの4日間で計6件となり、市街地での目撃も目立っています。

松永桃果 記者
「クマが目撃されたのは体育館と隣接するこちらの村道で、クマは富士山方面に向かっていったということです」
山中湖村によりますと、4日午前9時20分ごろ、山中湖中の体育館横の村道で道路を横断するクマ1頭が目撃されました。
体長は1メートルほどで、中学校とは反対の森の中に歩いて行きました。
登校時間は過ぎていたため、けがはなかったということです。

山梨県内では連休から4日までの4日間で、クマの目撃が6件と相次ぎました。
このうち、2日は上野原小学校から約500メートル離れた山林で目撃。
また、この日は笛吹中央病院の南側約300mの笛吹川沿いでも、目撃されています。
6件のクマの目撃情報のうち、4件が市街地での出没。


中でも、3日は甲府市の街中で子グマが目撃されています。
子グマが出没したのは、JR善光寺駅に近い甲府市城東の住宅密集地で、周辺には障害者センターや小中学校があるエリアです。


清水咲希 記者
「市街地でのクマの目撃情報を受け、周辺に張り紙を設置し注意を呼びかけています」
市街地で目立つクマの目撃情報に、専門家は「人への警戒が薄れている」と分析しています。

山梨自然環境調査 杉本慎二 副代表理事
「(市街地に)平気で出てくるようになってきている。全国的に人身被害が多くなっている理由は、餌不足で市街地に出てくるクマの数が多いからだが、山梨の場合はクリとかブナとか、よく実がなっている可能性もある。少ない餌がなくなってしまって、これからすごく(市街地に)出てくる可能性もある」

こうした状況を受け、文部科学省は全国の教育委員会などに、通学路の点検や安全対策の整備などを要請しています。
子どもたちには、クマよけベルや音で威嚇するための空のペットボトルを携帯するほか、食べ物を持ち歩かないなどの対策を指導しました。
一方、クマ出没の危険があるとして身延・山梨・笛吹・塩山の4つの高校が競歩大会を中止するなどイベントの中止が相次いでいます。

