【写真を見る】北陸3県で初導入 石川県薬剤師会「モバイルファーマシー」公開、全国初のスターリンク搭載で服薬情報確認

能登半島地震でも活躍した「移動する薬局」、関係者は「全国の災害にかけつけ恩返ししたい」と意気込みます。

牛田和希キャスター「被災地で活躍するモバイルファーマシー。車内には薬局で見るような棚や薬を分ける分包機、薬剤師も乗車しています」

石川県庁でお披露目された「移動する薬局」=モバイルファーマシー。

車内には薬を入れる棚や、適量を量って包む分包機、無菌状態で作業できる機器などが設けられ、薬剤師が乗り込んで避難所などに向かい、調剤や服薬指導にあたります。

■衛星通信サービス「スターリンク」でオンラインで服薬状況を確認

さらに、全国で初めての特徴が…

県薬剤師会・中森慶滋会長「スターリンクを所有している。そのことで瞬時にネットとつながって患者さんの情報を手に入れることができる」

備え付けられたのは、人工衛星に接続してインターネットが利用できる「スターリンク」。

「お薬手帳」がなくても、患者の服薬情報をオンラインで確認し、適切に処方できます。

北陸3県で初めての「モバイルファーマシー」、導入のきっかけは能登半島地震でした。

県薬剤師会中森慶滋会長「我々は本当に途方に暮れていた。どうしようか、このままじゃ石川県の医薬品供給はできない」

■能登半島地震では全国から13台のモバイルファーマシーが被災地入り

ライフラインが寸断され、多くの薬局が業務を継続できない状況の中、駆け付けたのは全国の薬剤師たち。

岐阜や神奈川、広島など全国から13台のモバイルファーマシーが能登に入り、薬剤師のべ5000人が調剤業務などを行いました。

県薬剤師会・中森慶滋会長「この時の感謝の気持ちというのは計り知れなく大きかった。この気持ちを何とか我々も返せないかと思って今回の導入にあたった」

■馳浩知事は俳句で期待寄せる

「恩返し」の思いが込められたモバイルファーマシー、馳知事も期待を寄せます。

県薬剤師会・中森慶滋会長「薬剤師はただ薬を届けるというのではなくて安心と希望を届けるものと我々は学んだ。このモバイルファーマシーは善意の結晶」

モバイルファーマシーは今後、北陸大学に配備され、平常時には防災訓練や薬学教育にも活用されます。

北陸放送

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