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2025年10月31日 18:34

【一票の格差】福岡高裁は違憲状態と判断「国会は格差の是正への熱意が低下」選挙無効の請求は棄却

ことし7月に行われた参議院議員選挙の「一票の格差」が憲法に違反するかどうか争われた裁判です。福岡高等裁判所は10月31日、「違憲状態」と判断しました。

この裁判は、ことし7月に行われた参院選で「一票の格差」が最大3.13倍だったのは投票価値の平等を保障する憲法に違反するとして、弁護士グループが選挙の無効を全国14の高裁・高裁支部に訴えているものです。

31日、福岡高裁で判決の言い渡しが行われ、松田典浩裁判長は「1票の格差は2019年が3倍、2022年が3.03倍、ことしが3.13倍と、拡大率が増大しているのに、国会は格差の是正に対する熱意が低下している」と指摘。「総合すると違憲状態にあったといわざるを得ない」と述べました。一方で、選挙無効の請求は棄却しました。

7月の参議院選挙の「1票の格差」をめぐる同様の裁判では、これで7件の判決が出され、「違憲状態」が3件、「合憲」が4件と判断が分かれています。

各地の判決は11月中にも出そろい、その後、最高裁の統一判断が示される見通しです。

最終更新日:2025年10月31日 18:34

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