能美電線路跡に「健康ロード」 完成式典 天狗山−新寺井16キロ 市民ら歩く

健康ロードを歩く市民ら=能美市灯台笹町で

 能美市誕生20周年を記念して、かつて市内を走っていた能美電気鉄道の市内線路跡を再整備した健康ロードが完成した。同市岩本町の天狗山駅跡で25日、記念式典があり、井出敏朗市長や市民が能美根上駅前の新寺井駅跡まで全長16キロを、新たに設置された駅名看板を除幕しながら歩いた。

 健康ロードに20カ所の駅跡があり、2022年度から4年間で、4700万円をかけ、駅名看板(高さ1・7メートル、幅1・2メートル)や太陽光を使った防犯灯、天狗山トンネル前の広場などを整備。トンネル入り口には電車が描かれた幕を設置した。桜並木の根で凸凹だった舗装を直し、誘導看板も設置して安全性を確保。統一の駅名看板や赤とベージュの能美電カラーの照明柱で一体感を演出した。駅名看板には解説も付け、能美電と地域の歴史を伝える。

 式典には市民ら約40人が集まり、井出市長が「能美電は多くの市民に親しまれた。市の礎になるよう祝いたい」とあいさつし、地元町会長らと駅名看板を除幕した。

 のぼり旗を先頭に、田んぼの中の桜並木など健康ロードを歩いた。同市佐野町の生田絹代さん(73)は「通学や通勤で能美電に乗っていたので懐かしい」と話した。(松村裕子)

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