ドイツ経済は低迷が続いており、7-9月(第3四半期)もせいぜいゼロ成長だったと、連邦銀行(中央銀行)が論じた。

  連銀は16日公表した月報で、ドイツの工業界は構造的課題や米国の関税に苦しみ、低い稼働率が投資を妨げていると指摘。建設業も回復には依然遠い状況だという。個人消費は改善した可能性があるが、わずかでしかないとの見方を示した。

  ドイツは欧州最大の経済国だが、過去2年はマイナス成長に沈み、低迷から脱却できずにいる。最近発表された予測の一部は来年の小幅な成長を見込んでおり、大規模な景気対策が始まらないと景気回復は本格化しないとみている。

  国際通貨基金(IMF)が今週発表した世界経済見通し(WEO)では、今年のドイツ経済の成長率は0.2%と予測され、ドイツ政府の見通しに一致した。連銀は6月に明らかにした直近の予測で、ゼロ成長としている。

  ただ、連銀は今回の月報で、7-9月に生産計画や事業・輸出期待が改善したとするIfo調査に言及し、「年末には工業がやや強含む可能性が示唆される」との見解も示した。

原題:German Economy Is Struggling to Shake Off Slump, Bundesbank Says(抜粋)