秋のコンサートツアーが開幕した松山千春
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 フォークシンガーの松山千春(69)の秋のコンサートツアーが10日、埼玉・越谷市のサンシティ越谷市民ホールで開幕した。2時間半のステージは2部構成で、ヒット曲「長い夜」「大空と大地の中で」など17曲を力いっぱい歌い上げた。

 開演の10分前から会場に響き渡った「千春コール」に応えるように、11年発表の「I  LOVE YOU」で幕開け。同会場は昨年の秋ツアーの初日として予定されていたが、狭心症の悪化による冠動脈バイパス手術を受けたことにより中止に。あいさつでは「6年ぶりにやってまりました。今日は1年前のリベンジのつもりで頑張って歌いたい」と意欲を見せた。

 その後は「銀の雨」「時のいたずら」などデビュー当時の作品を熱唱し、「あの頃は、髪の毛もふさふさしていていた。私には娘が1人いるんだけど、娘は私に髪があったことを知らないんだよ。ずっと“お父さん、タコさん”なんて言うんだよな」と自虐ネタで会場を笑わせた。

 ステージ上では政治的な発言も多い松山。この日は公明党が自公連立から離脱すると自民党の高市早苗新総裁に告げており、話題は政治に。「公明党が政権から離脱してな、自公政権ではなくなった。これは大変なことなんですよ。次は誰が総理になるのかって話になってしまった。日本の政治が、とんでもない方向に変わってしまう可能性も十分にある。何せ、自民党と公明党で半数を割っていたのに公明党が離れたことで自民党としてはますます政権を取れなくなってしまう」と政権の行方について語った。

 話題は野党政権の可能性に。「逆に野党。立憲、国民、維新、それに公明が乗っかったら野党の政権ができてしまうわけだけどな。ま、とは言っても立憲と公明が一緒になれるかっていうと、それもどうだろうかな。今までの経緯からしたら、そうは簡単になれないとは思うけど、ただ、政治家は分からんからな。俺は、うちの鈴木宗男を見てきたからだけど、本当に何があるか分からない」と持論を展開。そして「正直、こんなとんでもない時に『銀の雨』なんて歌っている場合じゃないですよ」と会場の笑いを誘った。

 ツアーは12月24日の北海道・札幌文化芸術劇場公演まで全国20都市を回る。東京公演は同12日に東京国際フォーラムで行われる。

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